野球解説者が、
「大谷がメジャーに行ってから足を上げないでも打っているが、、、、
それは、大谷がパワーがあるからで、普通の日本人では出来ない。」
などと言ってるが、、全く解っていないのではないかい。
たとえば空手の突き。
最初は、大きく振りかぶらないと打てないが、、段々と中心が決まりだし、小さい動きで打てるようになる。
反動も要らなく、立ち方もだんだんと幅が狭くても安定するようになる。
段々と、力の出所が内へ内へと入っていき、小さい動きで大きな力を生む事が解ってくるように。。。
上手くなると、むしろ大きな動きが面倒になる、バックスイングもねじりも必要ない。
これは、身体全体の連携が上手く出来るようになっての事で、これを習熟したというのだ。
武道はこういうところを目指して稽古をするので、力だけではない身体の使い方で大きな人間にも勝るようになれるのだが、野球解説者は全く理解していない。
野球解説者は自分では出来るのかも知れないが、全く理解できないで身体を偶然に使えているだけなのだろう。。。
そして、適当に後付で、パワーがあるとか、腕の力が強いとか、下半身が強いから、、などと適当に解説する。
あーーそこで、、かわいそうに、教えると下手になる、などという事が良く起こっている。
それを聞かない選手は使ってもらえないような悲劇もおこる。
もちろん、パワーもあるでしょう。 でもそれだけではない、大谷は、習熟がもたらす高度な技術があるから足上げないでも平気で打てるのですよ。 彼にとって大きな反動は返って邪魔なのです。
野球界の迷信のせいで、今までそれに自分自身で気が付かなかっただけだと思います。
多分本人は、もう足を上げるのが面倒になっているのではないだろうか。。
弓を思いっきり引いて、矢を放つのもいいいが、引きがね引いたら銃弾が飛んでいく感覚で突きを突けるようになると、
体力も使わないし、、何より気持ちが良くて何度も何度も突きたくなるものなのです。
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