照の富士よく頑張った。 長い間よく耐えた。
「自分が耐えて来た事で、少しでも何かを感じてくれる人がいれば嬉しい。」
と、言ってましたが、、信じられないような過酷な復活劇でした。
当時、「何と、大相撲の世界は厳しいのだろう。」と。観ていました。
それが、今場所は、幕の内に返り咲き、幕尻で優勝争いをしています。
奇跡のようです。
御褒美です。
上がってくる時は番付けが下だから、弱い相手と当たり勝ち星が上がり、
結果、優勝の確率が高くなる。
これは今場所での御褒美。
もう一つ、相撲が格段に上手くなってました。
以前は強引な取り口で墓穴を掘った、逆代償です。 技術的な進歩が凄くて、
本当の相撲取りになって帰ってきました。
一時は、そんな身体で何故相撲をとり続けるのか、
何故、そこまでしなくては生けないの?
と、怒りの感情が出るような気持ちでしたが、、、
今になって始めてよく解りました。
その時は苦しいだけの、大変な状況が、、
実は、成長のために必要な事だったのです、、。
神様がくれたプレゼントとしか思えません。
(それにしてもプレゼントの過酷さから、照の富士がどれだけ神様に高く評価されているのかが解ります。)
神様からの各人に見合ったプレゼント、、、のはずなのに、
唯の苦痛だと思って逃げてしまえばそれまでで、、、、
大きな戴き物を自分から捨ててしまっているのと同じ事です。
そして、照の富士、、、
一度どん底を見た人間は怖いものがなくなるでしょう。
積極果敢に突き進めるようになるでしょう。
一度は引退を覚悟した身ですから、
もはや、引退の不安など感じる事も無いでしょう。。。
今後は、良いことばかりしか起きないのです。。
そして、努力して、、頑張って、、必死になって そういう生き方をトコトンした後にあるのは、、、、、、、、、、頑張っては生けない生き方。
頑張ると、本来の力が出ません。
自分の思い込みで、間違った方向に向かっているかも知れません。
兎に角、頑張ってはいけない次のステージがあるのです。。
力ずくで勝つのではなく、、技術で難なく勝つのです。
そして、
自分の頑張りより潜在意識に任せないと生けないのです。
また、たのしい発見や気づきが待っています。。
今日は負けてしまいましたが、、
弟弟子の照強が、朝の山を奇襲で破ってまた単独トップ。
明日の千秋楽で、どうでるか?
一度ここで、御褒美なのか、、それとも、
もっともっと溜めてからもっと大きな贈り物なのか?
頑張れ、、照の富士大王。
私には歩き方、仕切り、、、大王にしか見えないのです。