嘘をつくとはいけない事なのだが、、
お坊さんの説法と商人の交渉では例外も許される。。と、いう事を聞いてから、
仕事の心の棘が抜けたように感じた。
だからと言って嘘をついて交渉を進めて言い訳でもない。
自分の中の納得感が変わっただけで、
それを免罪符にして、嘘をついたり、だまし討ちのような事をやって訳ではない。
全ては結果が正誤を判断してくれるし、後々の信用にも影響を与えるのだから全て自己責任でやれば良いと言う事なのだ。
しかし、自分が引っかかっていたのは、
十分に説明し、相手にも納得ずくで協力して頂いても、、理不尽な事を飲んでもらった時の違和感なのだが、その言葉を聴いてから本心から違和感が消えて助かったのだ。
話し変わって、
NHK,名著を30分で読む??とか言う番組で、ブッタの話。
「修行をする人間」と、「その修行をする人間に物を与える施しをする人間」では、
生きるうえでの基準が違うという事をやっていた。
ブッタのような修行に身をおく人間は欲を持たない、見返りを求めない、お金や食べ物に執着しない。
そして涅槃へ。
一方、
一般人はブッタに物を与えるのは、見返りを求めるから、幸福になりたい、お金もちになりたい、そういう気持ち から施しをするのが正しい心のありようだと、見返りの大きさを期待して施しもするものだと、
そういう事を言っていた。
なんとなく腑に落ちた。
人間には色々なレベルで、色々な事を学ぶ、人それぞれ目的や使命が違うのだから、行動を起こす時の思いも違って当たり前なのだ。
武士には武士の生き方、考え方、道があり。 商人とは違う価値観や規範で生きている。
それがぐちゃぐちゃになっているのが現代なのだが、、自分でぐちゃぐちゃにしているだけなのだ。
信念がないから筋を通せない。 どう生きるかを自分で決めていないから周りに流されて不安になるのだと思った。
しかし、蛇足だが、お坊さんの説法で嘘が許されるという事は、、、、
坊さんは、俗っぽい生き方をするものだと括られているわけだ。