唯のブログ。

病気の体験、療養生活や日々思いついた事などを書き留めているブログ。時々毒吐き。楽しめれば最高、無理なら受け流す。

乳がん、再び。

2010-03-16 16:52:40 | インポート
 手術も無事に終え、一段落していた妹から不意に電話があった。

検査後に治療を受けているのは聞いていたが、組織部の詳しい検査の結果、ほんの少しだが、悪い部分が残っていると言う事が判明した。という。

 医師によると、
手術をすれば、局部麻酔で1時間ほどで終了できる。
 もしくは、抗がん剤で治療できる範囲だと思うとのことである。

どちらにしても、受け入れられない気持ちで一杯だと思うが、普通に電話してきた。
 一応、4月の上旬に手術の予定を入れたそうだ。

 マラソンで、必死になってゴール後に、後1周あると言われたら、完全に気力は萎える。

 このような状態で、もう一度、がんと向き合えというのは、とんでもなく酷な事だ。

 医師は、どんな心持ちでいるのだろうか?
 人の身体にメスを入れて、うまくいかなかったから、また切りましょうで
済んでしまうのか。

 全力で事に当たってくれて、最小限の切除を心がけた結果なのか。

なんともやり場の無い気持ちがどうしても出てきてしまう。

 妹が聞きたかったのは、民間療法の事。

自分が、医者に頼らず、薬を飲まず今まで治してきたので、どうした方がいいか迷っているようだった。

 前回の手術の時は、切ってすっきりするならと、手術を選んだが、流石に今回はそうは行かないのだろう、きついだろう。

 三浦歯科のセミナーに出ている歯科医の先生に民間療法でがんを治した方がいるのでその方に相談して、みると伝えた。

 自分も、色々とやってきて知識はあるが、絶対的な対処法は無い。

しかも、潰瘍性大腸炎のような、命には関係なくある程度の時間をもらえる病気とは違う。

 がんは、初期の治療方法を間違えば、確実に死に近づく。

抗がん剤や、放射線で身体が弱り始めたらもうおしまいだろう。

間違って、がんが、大きくなって行ってもおしまいだろう。

 それだけに、責任をもてない。

 今の自分には、妹に、出来るだけの情報を与え、 自分で選択してもらう事しかできないと思う。

   何も出来ない自分が情けない。

 確実に治す方法を学んでいなかった付けだ。 中途半端に慢心せず、自信の持てる治療法を確立さえしていれば、こんな時に役に立つのだった。

 せっかく難病になって、治したのだから、 少しは成長しろ。