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アベノミクスは公共事業でゼネコンに利益供与か

2013-02-05 11:34:30 | 国債・財政問題

アベノミクスの目玉の一つに公共事業がありますが、年額20兆円規模の巨大な公共投資となります。
公共事業は金融政策と違って、仕事の見返りとして直接お金が民に行き渡ります。これは景気浮揚やデフレ対策には確実に効果があるので大いに評価されるべきです。

公共事業で景気を出すなら、長期的視点で巨大事業もいいけれど、地方に権限を委譲するなどして、小さい工事を多く行った方が即効性があります。故に地方の末端の土建屋が公共事業の受け皿となれば、景気回復も容易であろうと思います。

しかし、小泉構造改革以降、倒産・廃業してしまった末端の土建屋は数多。
では、アベノミクス20兆円の公共事業はいったいどこに流れるのだろうか?
はやり、ゼネコンしかありません。

アベノミクス公共事業は民にお金を行き渡らせる事より、特定の企業(スーパーゼネコン)を太らせること目的としているようです。
公共投資されたお金が、本当にお金が必要な末端消費者にたどり着くまでには相当中抜きされるはずです。
こんな事なら、直接国民にお金を配った方がどれ程マシかわかりません。

Twitterより

  亀井静香(非公式bot) @sizukakamei
安倍さんが今、公共事業にカネをボンボンつぎ込んでも、執行する段階でカネは東京に集まるだけ。下にまで行きません。受け皿がなくなったからです。地方の中堅ゼネコン、その下の中小零細企業がなくなっている。


  亀井静香(非公式bot) @sizukakamei
私の地元(広島県)、建設業者の数は3分の1以下になってしまった。そして、細々とした地方の公共事業まで中央のスーパーゼネコンが独占して潤っている。昔以上に公共事業のカネが地元に落ちない。まったく構造が変わっちゃった。


安倍政権誕生で大盤振る舞い 公共工事バブルで狂喜乱舞のゼネコン gooニュース
2013年2月4日(月)09:10
建設族のドンのお膝元で始まる公共事業ラッシュ「うれしい悲鳴とはこのことや。関西の業界内じゃ、“和歌山バブル”って呼んでるわ」(地元ゼネコン幹部)

 紀伊半島の南西、和歌山県の南部に位置し、風光明媚な海岸線で知られる田辺市。1市4町村が合併しても人口わずか8万人余りの小さな街が、突然にぎわい始めた。

 市北部の山沿いに立ち並ぶ巨大な橋脚。これは紀伊半島を貫く近畿自動車道紀勢線の建設現場で、朝早くから多くののダンプカーが砂煙を巻き上げながら列を成して走っている。

「紀伊半島をグルッとつなげる!!」

 和歌山3区選出の自民党議員で、建設族のドンとも呼ばれる二階俊博・元経済産業相は、昨年末の総選挙でそう繰り返した。

 何をつなげるのか──。民主党時代、無駄な公共事業のシンボルとされてきた高速道路だ。

 現在、近畿自動車道紀勢線は、南紀田辺インター(田辺市)~紀勢大内山インター(三重県大紀町)間が、未開通、いわゆるミッシングリンクとなっている。それをすべてつないで開通させようというわけだ。

 これは巨大な事業だ。例えば南紀田辺~すさみ間は、2015年度の供用開始を目指し、急ピッチで工事が進められているが、山深い土地だけにわずか総延長38キロメートルの区間に造るトンネルは22本。総事業費は1970億円にも上る。

 それだけではない。ひそかに車線拡張の動きも進む。民主党政権下の09年に全面凍結されたはずの御坊~南紀田辺の4車線化事業。その復活を見込んで、測量工事が進められているというのだ。

 事業が相次いで進む背景について国土交通省は、「東南海・南海地震による津波発生時の代替ルートなどの役割が期待されている」と説明する。


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