酒好きおっさんの趣味ブログ2

yaplog!から引っ越してきました。
日本酒のことを書いていきたいと思います。

読書 10月

2017年11月01日 10時00分02秒 | 読書
2017.10 読書備忘録(8冊)
シャングリ・ラ 上・下 / 池上永一
 近未来の東京を舞台にしたSFです。
 科学や能力は兎も角として、背景設定や思考等が稚拙に思えて嫌でした。それとも私が馬鹿なだけなのかも。

幸せの条件 / 誉田哲也
 現代のOLが農業を通して成長していくヒューマンドラマです。
 文章やセリフに血が通ってる感じでほっこりする作品でした。

寝過ごした女神 / 赤川次郎
 団地妻がさまざまなトラブルを経験していく話です。
 けっこうどうしょうもない人が多いですが、憎み切れません。ハッピーエンドなのもいいです。
 細かな設定を割愛することで話に矛盾がない感じがしてうまいと思います。

鉄道員 / 浅田次郎
 表題作を含む8編から成る短編集です。
 映画化までされた作品が短編集だったとは驚きました。
 ほとんどがこうなったらいいなぁという願望が実現するような作品で幸せな感じがします。
 ラストに幸せへと続く余韻が残るのもいいです。

カフーを待ちわびて / 原田マハ
 沖縄の与那喜島という架空の島が舞台のラブストーリーです。
 途中までもやもやしてましたが、ラストですっきりしました。
 結末ははっきり書いてもらった方がよかったなぁと思います。

漂泊の楽人 / 内田康人
 静岡県や新潟県を主な舞台とした殺人ミステリーです。
 1986年の作品ということで時代を感じる部分はありましたが、読みやすかったです。
 殺人ミステリー全般に言える事ですが、殺人の動機が弱いのと殺す時と殺されない人の時で犯人の対応が違い過ぎるのが承服しかねます。

陽気なギャングが地球を回す / 井坂幸太郎
 4人組の銀行強盗のお話です。
 場面によって人の視点を変えて語られるのがおもいしろいなと思いました。
 銀行強盗は感心しませんが、憎めないキャラ達でした。