道 (真理)

道は須臾も離るべからざるなり 離るべきは道にあらざるなり

釈迦仏説~三世因果経 (1)

2015-06-14 20:35:52 | 釈迦略伝・釈迦因果経

2015年6月14日

人はどのように因果の報いを受けるのか、今の自分自身をより正しく理解するためにご参考にしていただきたいと思います。

 釈迦仏説~三世因果経

その時、阿難陀尊者(アナンダソンジャ:釈迦の弟子)が霊山会上に千二百五十人とともにおりました。阿難は頂礼合掌し、釈迦佛を幾重にもとりまいている遥か遠くに跪いて問いました。この浮世において一切衆生は末法(法が乱れた世の終わり)の時に至って多くの不善が生じ三宝を敬わず、三綱五倫は雑乱し、下賎の人、貧困な人、六根の足りない人、そして終日殺生をしては命を害する。又富貴や貧困の不平等がある人、なにを以ってこのような結果の報いがあるのでしょうか。望ましくは世尊のお慈悲を持って弟子に解説してくれますようお願いいたします。

仏は阿難と諸弟子に告げて曰く、

『汝等よく聴きなさい、善哉!善哉!吾は当然汝等に明らかに解説します。世間一切の男女、貧賤富貴や苦を受け極まりない人物、福を享け尽きないのも是みな前世の因果の報いです。是ゆえに身を修めなければなりません。』

『何を以って行うのでしょうか』

『先ず父母を敬い孝行しなければなりません。次には三宝を信じ敬う、三番目は殺生を戒め生き物を放す、四番目には布施を行う、こうして後世に福の種を蒔くことです。』

 

富貴は皆定めによる、是は各々前世に修めた因です。

ある人が受持すれば世世の福禄は深い。

 

善男信女よ因果の言葉を聴きなさい。

三世因果の経を念ずるを聴きなさい。

三世の因果は小さいことではありません。

仏が言われている真の言葉を軽んじてはいけません。

                                                                                          


 

今世、官職(公務員)になれるのは何の因ですか?

前世に黄金を以って仏身を装ったからです。

前世に修めてきたのを今世受けるのです。

高貴な服や金の帯を仏前に求め、黄金で仏を装う、つまり己自身を装うのです。

如来仏を蓋うというが自身を蓋うのです。

官職になるのは容易であるというなかれ。

前世に修めていないのにいずこから来ることができますか。

続く・・・


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