オペラ座の怪人な日々

オペラ座の怪人とドールハウス作りにはまっているミミルのページです。

10 墓場にて

2017-10-07 10:00:00 | シルバニアdeオペラ座
※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

【墓場にて】

一人で父のお墓にやってきたクリスティーヌ。


お墓に向かって、「どうぞ力を与えて」と歌いかけるクリスティーヌ。



すると、お墓の方から
「ここへおいで、私の愛しいクリスティーヌ」
という魅力的な歌声が聞こえてきます。
ファントムが先回りしていたのです。


クリスティーヌは、その歌声を父親が送ってくれた音楽の天使だと思い、
操られるかのように、ファントムへ近づいていきます。


そのとき、追いかけてきたラウルが必死にクリスティーヌを止めます。
「その男、いや、そいつは君の父親じゃない!」
最初はラウルの声も耳に届かない様子のクリスティーヌでしたが、ようやく我にかえり、ラウルの腕に飛び込みます。


ファントムはもう少しでクリスティーヌを手に入れることができるところだったのに、
ラウルに邪魔をされて憤慨しています。
「ここまで来たぞ、死の天使だ!」と言って、
持っていた杖の頭から二人に向かって火の玉を放ちます。




間一髪で火の玉を避けた二人は、なんとかその場を逃げ出します。


残されたファントムは、怒り心頭で叫びます。
「こうなったらお前たち二人に宣戦布告だ!!」




~つづく~