オペラ座の怪人な日々

オペラ座の怪人とドールハウス作りにはまっているミミルのページです。

オペラ座館殺人事件

2017-10-12 10:00:00 | オペラ座DVD/Blu-Ray
今回はこんなものをご紹介。

私はミステリーが大好物で、本家の金田一耕助も好きだし、金田一少年も好きです。
昔からアニメも見てたし、今でもマガジンの連載を読んでます。

ふとしたことで、このアニメのDVD、金田一少年の事件簿「オペラ座館殺人事件」を見つけました。


漫画では第一エピソードだったらしいのですが、残念ながら記憶にはありませんでした。


解決までの3話分が収録されています。

※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。
ちなみに、犯人の名前は書いてません。



まあ、金田一少年って、たいていパターンは決まっていますよね。
クローズド・サークルの中で連続殺人が起きて、動機は(殺されたか、自殺したかで)死んだ恋人の復讐です。

今回もまさにそのパターン。
絶海の孤島にあるオペラ座館で、「オペラ座の怪人」の舞台に見立てた殺人が次々と起こるという。

2週間後にコンクールを控えた演劇部の合宿という設定なのですが、その演目が「オペラ座の怪人」なのですね。
歌は歌っていないので、ALWのミュージカルではなくて、どうやらガストン・ルルーの原作を舞台化したストレートプレイのようですね。

そのストーリーになぞらえて殺人が行われていくのですが、殺し方は、
①シャンデリアの下敷きにする
② 絞殺して吊るす
③浴槽の中で殺す
④ボウガンの仕掛けで殺す(未遂)
というものでした。
②はブケーのことだと思いますが、
シャンデリアでカルロッタは殺されてないよね??
③は、水路に引きずり込む、と言ってたけど、ラウルの兄のことでしょうか?
④はわからん。
まだ原作を読み切れていないので(^_^;)

殺人自体のトリックは大したものではなかったけど、
怪しい第三者(かまいたちの夜の田中一郎みたいなやつ)をつくり上げるためのトリックが、綾辻行人の「十角館の殺人」を思わせるものでした。

話は逸れますけど、「十角館の殺人」はオチが明かされた時に電車の中で立って読んでいて、膝から崩折れそうになりました(^_^;)
心地良い「やられた〜」感とでもいいましょうか。
これが新本格といわれるものか、とクラクラきましたね〜
そういや、「十角館の殺人」にも、「ルルウ」が出てくるんだから、オペラ座の怪人とまったくの無関係というわけでもありませんね(こじつけ)。

話を戻します。
犯人はファントムに扮してるんですけど、死んだ恋人の日記の中では、なぜか「R」と呼ばれています。
これは、ラウルの頭文字だそうで。
うーん。
でもこれ、見てる側にはなんのヒントにもならなかったよな。
金田一少年の犯人はほとんど当てられないので、べつにいいですけど。

ところどころでオペラ座の怪人のストーリーについての説明がされるところはよかったですね。
ファントムの仮面は、顔全体を覆うタイプです。
半分出てたら、さすがにバレちゃいますもんね(笑)

金田一少年が謎解きをするときに「あたかも」って連呼してたのは少し気になりました。

あれ?そういや、じっちゃんの名にかけて!て、言ってたかな??