オペラ座の怪人な日々

オペラ座の怪人とドールハウス作りにはまっているミミルのページです。

メキシコ・キャスト盤(2001年)

2017-10-14 10:00:00 | オペラ座CD
ついに、世界各国のCDコレクションのラストを飾るメキシコ盤が届きました!!
これは、amazonUKで購入しました。
世界各国のamazonをチェックしても、UKの中古でしか見つかりませんでした。
しかも、かなりの高値・・・。
アメリカとかでは、$10くらいでmp3はあるんですけど、日本からは購入できないようなので、本当に残念ですね。

9月8日にイギリスから発送されたということだったんですが、待てど暮らせど届かず。
9月が終わったときに、これはもう郵便事故で逝っちまったなと、諦めてたのですが。
配達予定日の10月4日になんと、届きました。
追跡してもよくわからない状態で、ほんとに諦めていたので、届いて嬉しいです。
こういうレアな品物は、発送されて紛失してしまうと、
返金されたとしてももう在庫がなくて替えがきかないのでダメージが大きいです。
なので、ほんとによかったo(*^▽^*)o

ケースは表がかなりバキっと割れてて、


しかも、裏面のバーコード部分に謎の丸い切り取り痕、、、なんなんだろ(^_^;)



まあ、CD自体には問題なかったのでよしとします。


冊子(歌詞のみで写真はなし)はわりとキレイだったし。


ジャケットはオーソドックスなデザインですが、タイトルはスペイン語です。

前置きが長くなってしまいましたが、内容です、、、
ファントムの声はかなり好みです。
はっきりいって、ロンドンと日本以外、今まで聴いてきた世界のファントムで、
「お!」
と思わされたのって、カナダだけなんです。
そう、コルム・ウィルキンソンです。
超大物ですものね。
さすが、といった風格でした。
私はわりとオジサマ声のファントムが好みなのです。
この点、ラミンは実年齢の割にオジサマ声を出してますよね( * ´_` * )


そして、このメキシコ盤は2枚目の、「お!」となったものになります。
ファントムの声はかなり私好みの低さで、声量も十分といった感じ。
スペイン語って巻舌が相当すごそう、とか思っていたのですが
、気になってしかたないというほどではありませんでした。
むしろ、ドイツ語のほうが巻舌は気になるかも。
ミュージックオブザナイトも聴き惚れました。
怒ってる場面の演技も悪くないし。
スペイン語はまったく分かりませんが、
ポイントオブノーリターンなんて、英語よりもむしろイメージに合ってる気さえしました。
しっくり来るというか、曲調ともマッチしているし。
そもそも、ポイントオブノーリターンの歌詞って、私にはちょっと難しくて、
英語でも聞き取りににくかったり、意味がよくわからない単語が多いので、
まったくわからないスペイン語でも違和感ないのかも(^_^;)
それに、場面のイメージもカルメンとかっぽかったりするし。

いやー、失礼ながら、
メキシコ盤にはここまでの期待をしていなかったので、いい意味で裏切られました。

それにしても、最後から2番目に届いたのがカナダ盤、最後がメキシコ盤だから、
それまでに聴いてきた他の国々はなんだったのか、という気もしないでもないですが、
まあ、いろいろなファントムが聴けてよかったです。
世界のファントムの総括については、機会があれば、別記事で書こうかな٩(。•ㅂ•。)و

クリスは特に悪くないという印象かな。
大人声だと思います。
しかし、ラウルは、、、(இдஇ; )
ワタシ的にはこのラウルはないな〜。
もうちょっといい人いなかったのかなあ( ´ー`)
なぜこの人にしたのか。
RUGはこの人で許可したの??

オールアイアスクオブユーも、だから、ちょっとねえ。
最後の隠れ家での三重唱も、このラウルじゃ、せっかくのファントム様の美声が活かされてない気がしました。
というか、ラウルが現れた瞬間、プッ!(笑)みたいな。
ファントムとクリスのそれまでの緊張感漂う演技が台無しなわけですね。
残念だわ。
これじゃ、ラウルとファントムの間で揺れるクリスの気持ちがまったく理解できない。
ラウルに魅力を感じられないのです( º﹃º` )
マヌケ声に加えて、歌い方もやる気なさげで、ちょっと市村ファントムのときの山口ラウルのような・・・(*゚0゚)

カルロッタは安定的ないわゆるカルロッタ声だと思います。イメージどおりといった感じ。
メグは印象が薄いです。

とにかく!
ラウルがあまりに私のイメージとかけ離れていて(私の勝手なイメージでは、
向こう見ずな若者なんだけど勇敢で一途なイケメン声。
映画のパトリック・ウィルソンの声なんかいいですね。あと、ロンドンのオリジナルの人もいい。)、
インパクトが強すぎるので、
他の人の印象はあまりありません(笑)
なかなかすべてのキャストが最高!!というわけにもいかないんですね(¯―¯٥)

ただ、ジェリーみたいな若くて超絶セクシーなファントムじゃなくて(私はそっちもヨダレが出るほど好きですが)、
熟年(っぽい声)かつ情熱的で歌うまなファントムがお好きな方にはオススメです。
ワタシ的にはラミンもそのジャンルに含まれます。
そして、カナダ盤のコルムではちょっと老人すぎる(枯れ過ぎ)という方にもちょうどよいのではないかと。
もう、ラウルのことはあまり気にしないでください(;>_<;)
といいつつ、ラウルに対する感想が大半を占めている現実、、、

最後になりましたが、ファントムがシャンデリアを落とすときの、
「行けー!(Go!)」のところが、
「ほうら!」と聴こえて、ちょっと可愛らしいです( * ´_` * )