※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。
【開演前】
警官隊を率いて劇場に乗り込んだラウルは、警官たちに厳重に警戒するよう指示し、
5番ボックスがよく見える位置に配備された警官には、その時が来たら、銃で撃つように命じます。
そんなラウルたちをあざ笑うかのように、ファントムは、
「ここだ!」「ここだ!」といって警官たちを翻弄します。
銃を持った警官は、軽率にも発射してしまいますが、もちろんファントムを仕留めることはできませんでした。
「馬鹿者!」と警官を叱るラウル。
そうこうしているうちに、オペラの幕が上がります。
【ドン・ファンの勝利】
売春宿の女将役のカルロッタが舞台に登場します。
「殿様は今、感きわまるところ。生贄の羊、啼き声立てる」
ドン・ファン役のピアンジと従者のパッサーリーノ役が現れます。
二人は、クリスティーヌ演じる売春婦のアミンタを騙して、ドン・ファンのものとするための悪だくみをしています。
「パッサリーノ、忠実な友よ、どんな具合かね?」
「娘まんまと騙されて、私をあなたと思い込み」
アミンタを騙すために、従者の格好に変装して、小部屋に隠れるドン・ファン。
そこへ、恋に胸を高鳴らせたアミンタが登場します。
「ただ喜びだけが、ただ恋の夢だけが」
食卓の上には、豚の丸焼きやフルーツなど豪華な食べ物とワインなどが並んでいます。
その中のりんごを食べようとするアミンタ。
そこで、小部屋から顔を隠したドン・ファンが現れます。
何かがおかしいと思いながらもそのままお芝居を続けるクリスティーヌ。
あれほど嫌がっていた役なのに、そこはプロ根性なのか、始まってしまえばノリノリで演じています。
(♪官能的なデュエット「ポイント・オブ・ノーリターン」が二人によって歌われます。)
しかし、それでもおかしいと異変を感じたクリスティーヌは、ドン・ファンの頭巾を脱がせます。
すると、ピアンジのはずが、やはり仮面をつけたファントムだったのです。
正体が完全にバレて、腹をくくったファントムは、クリスティーヌに向かって、
ラウルが屋上でクリスティーヌに歌った「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」のフレーズを歌います。
このとき、ファントムは、以前クリスティーヌから奪った婚約指輪をクリスティーヌの指にはめます。
「クリスティーヌ、君がすべ・・・」
全てを歌い切らないうちに、クリスティーヌは、何とファントムの仮面を剥ぎ取ります。
そうすると、最初に地下で剥ぎ取ったときよりも、もっと醜いファントムの素顔が晒されます。
舞台は大混乱となり、その隙に乗じてファントムはクリスティーヌを再び地下に連れ去ります。
舞台上では、無残な姿のピアンジにカルロッタが駆け寄って泣きすがります。
二人の後を追おうとするラウルに、マダム・ジリーが打ち明けます。
「ファントムがクリスティーヌをどこに連れて行ったか知っているわ」
マダム・ジリーは、ファントムは投げ縄(ラッソ)の名手で、
どこから縄が首を狙ってくるかわからないので、常に手を目の高さに挙げているように指示します。
「目の高さに手を挙げて」
~つづく~
【開演前】
警官隊を率いて劇場に乗り込んだラウルは、警官たちに厳重に警戒するよう指示し、
5番ボックスがよく見える位置に配備された警官には、その時が来たら、銃で撃つように命じます。
そんなラウルたちをあざ笑うかのように、ファントムは、
「ここだ!」「ここだ!」といって警官たちを翻弄します。
銃を持った警官は、軽率にも発射してしまいますが、もちろんファントムを仕留めることはできませんでした。
「馬鹿者!」と警官を叱るラウル。
そうこうしているうちに、オペラの幕が上がります。
【ドン・ファンの勝利】
売春宿の女将役のカルロッタが舞台に登場します。
「殿様は今、感きわまるところ。生贄の羊、啼き声立てる」
ドン・ファン役のピアンジと従者のパッサーリーノ役が現れます。
二人は、クリスティーヌ演じる売春婦のアミンタを騙して、ドン・ファンのものとするための悪だくみをしています。
「パッサリーノ、忠実な友よ、どんな具合かね?」
「娘まんまと騙されて、私をあなたと思い込み」
アミンタを騙すために、従者の格好に変装して、小部屋に隠れるドン・ファン。
そこへ、恋に胸を高鳴らせたアミンタが登場します。
「ただ喜びだけが、ただ恋の夢だけが」
食卓の上には、豚の丸焼きやフルーツなど豪華な食べ物とワインなどが並んでいます。
その中のりんごを食べようとするアミンタ。
そこで、小部屋から顔を隠したドン・ファンが現れます。
何かがおかしいと思いながらもそのままお芝居を続けるクリスティーヌ。
あれほど嫌がっていた役なのに、そこはプロ根性なのか、始まってしまえばノリノリで演じています。
(♪官能的なデュエット「ポイント・オブ・ノーリターン」が二人によって歌われます。)
しかし、それでもおかしいと異変を感じたクリスティーヌは、ドン・ファンの頭巾を脱がせます。
すると、ピアンジのはずが、やはり仮面をつけたファントムだったのです。
正体が完全にバレて、腹をくくったファントムは、クリスティーヌに向かって、
ラウルが屋上でクリスティーヌに歌った「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」のフレーズを歌います。
このとき、ファントムは、以前クリスティーヌから奪った婚約指輪をクリスティーヌの指にはめます。
「クリスティーヌ、君がすべ・・・」
全てを歌い切らないうちに、クリスティーヌは、何とファントムの仮面を剥ぎ取ります。
そうすると、最初に地下で剥ぎ取ったときよりも、もっと醜いファントムの素顔が晒されます。
舞台は大混乱となり、その隙に乗じてファントムはクリスティーヌを再び地下に連れ去ります。
舞台上では、無残な姿のピアンジにカルロッタが駆け寄って泣きすがります。
二人の後を追おうとするラウルに、マダム・ジリーが打ち明けます。
「ファントムがクリスティーヌをどこに連れて行ったか知っているわ」
マダム・ジリーは、ファントムは投げ縄(ラッソ)の名手で、
どこから縄が首を狙ってくるかわからないので、常に手を目の高さに挙げているように指示します。
「目の高さに手を挙げて」
~つづく~