中国河南省安陽市で【三国志】を代表する英雄の一人、曹操(155〜220)の墓を博物館にした〈曹操高陵遺跡博物館〉の一般公開が始まった」そうです。「2008年発掘された墓から出土した400点余りの文化財を展示。傑出した軍人や政治家としてだけでなく、詩人としても高く評価されていることにちなみに、曹操が作った詩を完璧に暗唱できれば50元(約980円)の入館料が無料になることも話題を呼んでいる」そうです。〜へえーそういった無料もあるんですか!事前に1首覚えて行きますか?
「館内では墓の遺跡、曹操の墓のと確認する決めてとなった《魏武王常所用挌虎大戟(ぎのぶおうつねにもちいるところのかくこだいげき)》の石碑や鉄のよろいなどの文物を見学できるほか、原寸大で復元された模擬墓室、最新のデジタル技術を駆使して曹操の歩みや功績、三国志の時代を学べる展示もある」そうです。
「中国は3日まで労働節(メーデー)の5連休で、地元メディアによると大勢の観光客が来場。曹操が作った『短歌行』などの暗唱に挑戦する子どもたちの様子が報じられた」とのことですの。〜あーやっぱり!供養にも礼拝にもなりますね。
「河南省文物考古研究院の潘偉斌さんは西日本新聞の取材に『曹操は合理主義的な考えの持ち主で、遺言で薄葬(簡素な埋葬)を命じていた。華美な埋葬品がなかったおかげで盗掘されても大きな被害を免れていた』と話されたそうです。〜河南省は他にも考古学的評価の高い遺跡がたくさんあり考古学徒にとっても行ってみたい地域の一つです。
(下:2023年5月4日 西日本新聞=北京・坂本信博「【三国志】曹操の墓公開 詩人でも有名 詩歌暗唱で入館料無料)