大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

春日市立春日野中学校の『眠育』

2022年11月11日 05時22分47秒 | 日記

 「福岡県春日市が今年度から、すべての市立小中学校で」、「睡眠の大切さを教える『睡眠教育(眠育・みんいく)』の取り組みを始めた」そうです。「六つの小中学校で3年間先行したところ、生活の質を表わす数値が上がったり、ネット依存傾向が改善されたりするなどの成果あった」からだそうです。
〜『眠育』って、どういった事をされるのでしょうか?

具体的に紹介されています。
 「9月27日午後、春日市立春日野中学校の全校生徒約750人に、筑紫女学園大の大西良・准教授(社会福祉学)が放送室から、教室のテレビを通じて語りかけ」られたそうです。〜中学生に大学の准教授が講義されるんですね。これはちょっと引き締まります。
「睡眠は記憶の定着化にも重要」、「成長ホルモンの分泌に深く関係する」、「寝る前にスマホ画面を見ると睡眠の質が下がる」、休日の朝寝坊は〈時差ぼけ〉になりがちなので、毎日同じ時間起きた方がいい」など、「生徒たちは真剣に聴きいった」そうです。〜大人にも必要なお話のようです。
 「45分ほど放送室で話した後、大西さんは3年生の教室へ。『塾が忙しくて寝る暇がない場合はどうすれば』という質問に『逆に聞いていいですか』と生徒に睡眠時間を尋ね」られたそうです。
 〜すると生徒たちの答えは「本来必要とされる8時間以上はゼロ、6〜7時間と5時間以下が半々」だったそうで、「大西さんは『せめて昼間に5分でいいから仮眠を取るのもおすすめ』と答え」られたそうです。
〜生徒たちの受けとめはどうだったのでしょう。
 「いつも4〜5時間しか寝ないという3年男子は『遅くまで勉強するより、よく寝たほうが記憶が定着すると分かった。勉強中にスマホを触って、余計に寝るのが遅くなってるから、制限しなきゃ』〜すーっと率直に理解、即実行になってるようですね。(羨ましい!!)
 「後藤幸雄校長は『寝なさいと人に言われるより、子ども自身が睡眠の大切さを理解する場になった。保護者の方にも伝えたい』と話」されています。
 今年度、市立全18校で実施される『眠育』ではまた一層の工夫が凝らされ実施されるようです。
 「大西さんによると、市をあげての『眠育』は全国的にも珍しい」そうです。「春日市地域教育課の山下江利課長は『今は心に響かない生徒もいるだろうが、知っているのと知らないのとでは、その後の行動が変わる。成長過程の睡眠がどれだけ大切か、大人が正しい情報を伝えていきたい』と話されています。〜なるほど!子ども自身が睡眠の大切さ、子ども世代の脳、体の成長に大事ということを学ぶのが『眠育』で、その後の行動も変える学びなんですね。全国より期待・注目が集まると思います!(私たちの世代も習ってないです。一緒に学びましょう。)
(下:2022年10月30日 朝日新聞-渡辺純子「授業で睡眠学ぶ 福岡で取り組み 『眠育』子の体と心を伸ばす 早寝する割合増 ネット依存も改善」より)