大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

保育現場の実態、昼食15分の訴え

2021年05月24日 05時19分19秒 | 日記
 「1時間のはずの休憩が15分しかありません。残りの時間は昼寝している園児を見守りながら、掃除したり」「園児とは別の部屋で過ごすことも、もちろん休憩時間に外出することもできません。」「私の職場では5分で食べます。それも、午後3時近くになる。泣いてる子を抱っこしながらオニギリ1個食べる状態」といった新聞への投稿から保育現場の実態が取材されています。
 「労基法に抵触しないのか。労働基準局に聞く」と〜「労基法34条では、労働時間が6時間を超え、8時間以下の場合は少なくなくとも45分、8時間を少しでも超える場合は、少なくとも1時間の休憩を与えなければならないと定めている」。「労働基準監督署が調査し、休憩時間がな与えられていなければ労基法違反となり、是正勧告の対象となる可能性がある。」との説明があったそうです。
 「連合福岡ユニオンの寺山早苗書記長は『保育士が休憩を取れていない現状が、労基法違反であることは明白だ。その背景に、人手不足と業務の多さがある。働いた分を給与面で補う余力も保育所側にはなく、保育士の不満は蓄積する一方だろう。ただこれを放置すれば、さらに人が集まらず、離職につながるという悪循環。使用者側は、本気で休憩問題の解決に取り組んでほしい』と話」されています。
「同様の問題は保育所に限らず、学校や福祉施設などにもある、という投稿も寄せられている」そうで、事態は深刻です。
(下:2021年5月18日 西日本新聞【あなたの特命取材班】-竹次稔「休憩が取れない保育士 『昼食は15分だけ あとは昼寝の見守りや掃除』労基法『実働8時間超なら1時間必要』だが」より)