大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

中性子がん治療装置小型化で朗報

2018年02月19日 05時57分11秒 | 日記
「ロームなどが出資する医療機器ベンチャー、福島SiC応用技研(福島県楢葉町、古久保雄二社長)は次世代がん放射線治療の実用化に乗り出す。放射線にはX線より効果が高いと中性子線を使う。2019年に臨床試験( 治験)で使える装置を開発する。20年代の発売を目指す。薬剤でホウ素を取り込ませたがん細胞に中性子線を照射して、がんだけを破壊するホウ素中性子捕捉療法(BNCT)を実用化する。X線治療より効果が高く、被曝(ひばく)量もがん細胞の近くでも5割未満に抑えられる。BNCTを用いた装置は住友重機械工業や東芝が開発する。ただ多くの機器が大型で専用の設置室をもうける必要があるため、投資額が40億~80億円に達していた。福島SiCは最新の半導体で装置を小型化して価格もX線装置に近い10億~15億円に抑えるという。1月にベンチャーキャピタルから3億円の出資を受けた。近く動物による前
臨床実験を始める。20年度にも病院への設置を目指す。まずはすい臓がんの治療を狙う。福島SiCは14年に堀場製作所の創業者である故堀場雅夫氏らの出資で設立された。炭化ケイ素製の次世代パワー半導体の実用化を目指す。」
~高額のがん治療が先進技術の応用活用で身近な所に来ています。
(2018年2月12日日経新聞「中性子でがん治療 福島SiC装置小型化で安く」より)