20日、大牟田文化会館で開催されます「日中友好書道展」が注目されています。中国六朝時代の「北魏書」という珍しい書体の作品が展示されるそうです。「大同市はかって北魏の都のあったところで、雲崗石窟をはじめ、多くの文化遺跡が遺って」います。書法上ではその書体の独特さから「北魏書」と言われます。大牟田美術協会書道部長の山口さんは「野性的で力強い」とその特徴を評されています。(ウキペディアによりますと、現在の楷書の起源となった書体の一つで「六朝楷書」とも呼ばれるそうです。)
今回来られる杜鵑さんは「中国国内の数々の書展で入選・入賞されている方で大同市書道協会副主席としても活躍されているそうです。又、「大同の文化遺跡を発掘、整理、研究する大同市魏碑研究院の院長」もされています。魏碑の発掘調査など面白いお話も聞きたいですね。杜さん一行は「大牟田の書道愛好家の人たちとぜひ交流したい」と話されています。日中代表者による揮毫や北高生のパフォーマンス等書を通じた交流にも期待が寄せられています。
(下:2015年8月15日有明新報・河野美緒「大同市の書家迎える 北高生パフォーマンス 20日日中友好書道展」より)