大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

石炭の樹=メタセコイアのストラップ

2015年08月03日 11時01分15秒 | 日記

大牟田が石炭関連遺跡で世界遺産の街になりました。世界遺産観光を充実するため、各方面から研究が進められています。その一つが観光土産品の開発です。

私たち市民からも何か良いものを生み出そうと、いろいろ話をしています。その中から、思いがけないものが生まれました。

石炭の樹=メタセコイアの実ストラップです。大牟田出身の陶器人形作家・西村悦子さんとそのグループによる作品です。

~この実が大地に根付き大きな木になり、大地に戻って何億年の時を経て石炭になります。

その長い時間の流れと石炭の果たす大きな役割がこの小さな実に凝縮されているのです。

この実の不思議な造形を生かし、

しかし、ただ自然だけではありません。実の中に何かが見えます。

石炭は私たちのエネルギーになり、今では化学製品の資材ともなっている事が~実の中の赤いビーズ、緑のビーズ、銀のビーズで表現されているのです。

大蛇山まつりの時このストラップを「茶塘」前で宣伝販売されました。

「観光協会や商工会議所に相談したら」、「石炭産業科学館に置いてもらったら、」と言ってくださった方も多かったです。

シルバー人材センターの方々もビーズなくても布を詰めてもいいじゃない?等、創造力が刺激されたみたいでした。

その丁寧なつくり、美しさ、可愛らしさ、意外性~ストラップの評判は良かったのですが、大変だったのは「メタセコイア」を知らない人が多いということでした。

「あ~これどっかで見たごたる」「マツカサの小さい物と思ってた」「エーどこにもあるとじゃないと?」

===そうなんです、大牟田ではよく見ますが、ほかには見かけることが少ない樹の実なんです。

西村さんグループは笹栗町在住。樹も実も身近にありません。ネットで調べ「リース」の材料屋さんから取り寄せして手に入れたそうです。20個余りで600円したそうです。

大牟田は石炭の町ということで、大牟田市石炭産業科学館通りや、大牟田駅西口、宮浦歴史公園通り等に樹が植えられていて、4月ごろたくさん実が落ちてます。

梅雨になれば雨水を吸って柔らかくなって踏み砕かれてしまいます。

「リース」の材料として売られるような価値があるものとは~だーれも知らなかったのではないでしょうか?

皆で拾い集めて、工作の材料として売り出せばビジネスになるかも知れません。

フォトスタンドやティシュボックスに飾って観光土産品にすれば 世界遺産の維持管理費に充てることができるかもです。

『メタセコイアの実ストラップ」は「石炭の歴史」や「石炭の役割」そして現在に生かす方法等「石炭遺跡の町」にたくさんのチャンスを教えてくれます。

貴方も貴女も~アイデアお願いします。

「紙芝居 三池座」の方も「メタセコイア」の紙芝居を考えてくださるそうです。