お寺ふぁん

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永訣 父の日 豪雨

2016-06-27 | 日記

 今年の父の日は6月19日。

 その朝、父が永眠した。

 食事が摂れなくなったとの報に兄弟(故人の娘)が様子を見に行き、もう長くはないだろうが、かと言って今日、明日という急さはないとの感触を得た翌日のことだった。

 

 私は掃除機をかけていた。

 ふと気づくと着信音がしていた。他にも何本かが着信していたようである。

 胸騒ぎが走る。

 遠くないいつか必ずあると思ってはいたが、やはり現実は痛い。

 昨日の感触からにわかには信じられないが、こういう冗談はありえない・・・

 

 急ぎ、帰り支度をし、電車に乗る。

 本来は予約で足を確保してから出かけるんだろうけど、現物(自分)がその場にいなかったらどれも乗りようがない。

 電車内から空路の予約サイトに飛ぶ。

 スマホはOSをアップしたて、使い勝手が悪い。バージョンアップというのは概して使い勝手を悪くするための行為だね。

 モノレールに乗り換えてもっと状態悪化、揺れでろくに操作できない。

 諦めて空港での直接購入にする。余席があるか少し不安。

 

 次はレンタカー。

 リクエストに応えられる車はないという。

 予約センターにオペレーター扱いのアクセスをするけど、”1”を押せだとかまどろっこしい操作を要求したのち、案の定ビジーだ。

 このレンタカー会社に会員登録していて他は使わないのでわからないが、ここのサイト、システムも使い勝手悪いんだよね。

 営業所の電話番号を探して直接電話する。

 やっぱり、一番優れたOSは人間だね。

 

 テイクオフ。

 気分はブルー

 

 羽田を周回して熊本に向かう。

 見えているものは違う。しかし、親父も同じようにどこかを見下ろしているのかな。

 

 

 熊本着。

 眼下に無数の青屋根が広がる。 この辺で青瓦を好むということはない。まだ全然癒えないんだね。

 よかった。地震被害の最盛期だったら自由がとれなかった。

 熊本駅で家族を拾って里に向かう。強い雨はやまない。

 

 帰宅。

 父もすでに帰宅している。

 骸骨に皮をかぶせただけの姿だ。 点滴はしていたが、やはり食事をとらないというのは覿面だ。

 

 この最期の姿を母に見せるか悩む・・・

 

 

 

 


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