塩原温泉 小さな旅館 若宿六の気ままな日記

『栃木県自然豊かな塩原温泉』小さな旅館を営む宿六の気ままな画像と日記

合掌造りに初秋をモトメテ・・・

2010年10月17日 | 気ままな観光



今日の塩原温泉は過ごしやすい天気でした

暑くもなく寒くもなく一年中こんな天気だったらいいかもしれないですね


ツイッターのなりすましが増え続けているようです。

なりすまし経験者からすると反応がすごいから気持ちがいいみたいですね。

結局は愉快犯ですね。


先日『世界遺産 白川郷合掌集落』を見に行く機会があったので、ピラミッドや万里の長城と並ぶ人類の遺産を見に行ってきました

往路は東北道→磐越道→北陸道を通るルートで行き、復路は上信越道→関越道→北関東道→東北道のルートでグルーっと周るような感じでした。

休憩の回数も多かったですが、7~8時間ほどバスに揺られながらの旅でした

集落を一望できる展望台に到着し、少し離れたところから眺めました。

そこから歩いて10分程度で合掌集落です。

世界遺産は圧巻でした。

白川郷の合掌造りが広く知られるようになったのは、ドイツの著名な建築学者ブルーノ・タウト氏がきっかけであると言われています。

ここで少し歴史に触れたいと思います。

「ドイツの建築家ブルーノ・タウト氏が白川郷を訪れたのは昭和10年の5月のことであった。その著作の中でスイスに似た自然環境を語り『建築学上合理的でありかつ論理的である。』と絶賛した。この高い評価により世界中の人々からも注目を集めることとなった。」


ブルーノ氏が書いた『日本美の再発見』で白川郷が紹介されています。

『合掌造り』とはそもそも何なのかと言うと、木材を梁(はり)の上に手の平を合わせたように山形に組み合わせて建築された勾配の急な茅葺きの屋根を特徴とする住居で、又首構造の切妻屋根とした茅葺家屋のことです。

こうした建物はほかの地方にも見られますが、白川では『切妻合掌造り』といわれ、屋根の両端が本を開いて立てたように三角形になっているのが特徴で積雪が多く雪質が重いという白川の自然条件に適合した構造に造られています。

茅葺き屋根は30~40年に一度葺き替えなければならないのだが、大変な労力が必要となる。

そこで“結”という制度が誕生した。

結とは白川の人々が懸命に育んできた『心のつながり』のことである。

“結”による協同茅葺き作業で葺き替えが行われるのである。

言葉で表すのは難しいですが『懐かしさ』を覚えた気がします。

本来の日本はこうあるべきなのかもしれません・・・。