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山口県防府市~女性税理士です ◆今日の日記◆

あなたの立場になって一生懸命考えます。

◆e-tax利用者識別番号等のオンライン発行(税理士代理送信について)

2008-02-22 22:10:09 | e-Tax関係
1月9日の日記についてコメントをいただきました。ありがとうございます。

今日の内容は、税理士向けのものなので、一般の方申し訳ありません。
(この質問、結構あちこちで耳にします。また、今回コメントもありましたので
まとめておこうと思います)

【税理士の疑問】
関与先の開始届出書をオンラインで発行できるようになりましたが、国税庁e-taxホーム
ページによりますと、「税理士(税理士法人)等が「開始届出書」をオンラインで
提出した場合、納税者からの依頼を受けて納税者本人の申告等を代理送信すること
ができるようになるのは、税務署から「代理送信することができるようになった
旨」の通知書が送付された後」との記載があります。

この通知書は、納税者の元に届くのでしょうか。
また、オンライン提出後、何日程度で送られるものでしょうか。

【解説】
「代理送信することができるようになった旨」の通知書についてですが・・
これは、税理士が税理士自身の開始届をオンラインで行った場合、利用者識別番号は
国税庁が機械的に即時発行しますが、その人が本当に代理送信をする権限のある人か
どうか(すなわち税理士かどうか)を確認するのは即時というわけにはいかないので、
後日「あなたは確かに税理士なので、どうぞ代理送信してあげてください」という
ような内容を通知するものになると思います。
(つまり、あくまでも税理士に届くものであって、納税者に届くものではない)

よって、以前から識別番号を発行してもらっている税理士は、既にOKをもらって
いると解釈できるのではないでしょうか?
(あらたに顧問先ごとに、「代理送信することができるようになった旨」を税務署
からOKしてもらうものではない)

確かに、今回から始まったこの制度で、ご自身の開始届けをオンラインで行われる
方もいらっしゃるでしょう。

オンライン提出後、何日程度で送られるものか?という点についてですが、これは
決まった日程はなく、署によって若干処理に違いがあるそうです。
税務署に尋ねてみたら「できるだけ早急に発送します」とのことでした。 (ニュ
アンス的には、2、3日くらい・・署の規模によっても若干の差があると思われます)

オンライン提出後、自分自身の申告等は即時発行された利用者識別番号を使ってす
ぐにすることができるけれど、お客さんの分はこの「代理送信することができるよ
うになった旨」の通知書が届いてから・・ということになりますね。


それから質問の趣旨とは違うかもしれませんが、
税理士が関与先の開始届出書をオンラインで提出するには、税理士自身のe-Taxソ
フトを開いて、作成【申告・申請等】→申請・届出【税目】【開始届出】で行います。
(ここで、税理士の暗証番号を入れる必要があります)

ですから国税庁のHPから開始届けを送信してしまうと、納税者自身が提出したことに
なり、その場合は税理士のメッセージボックスには何も届きませんので、念のため申し
添えます。

また、顧問先の届出書の「届出の内容」欄の『税務代理による利用』にチェックを
入れてはいけません。
ここにチェックを入れるのは、あくまでも【自分以外の人の分を税務代理します】
という意味なので、税務代理のできる税理士や税理士法人、弁護士などに限定され
ます。「税理士に税務代理してもらう人」はあくまでも空欄です。
(勘違いしないように・・ね)

◆参考◆e-Tax代理送信マニュアル



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