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エディーロール R44 来社

2008-04-30 22:29:39 | 音響機材レビュー

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R-4PROの弟分、R-44突然の来社です。

会社によく遊びに来てくれる録音@Milkeyさんが

購入したばかりの新製品を持ってきてくれました。

実物を初めて見ましたが、僕が想像していた以上に本体は小さく、重さは軽かったです。

こんなにコンパクトで4ch録音が出来るなんて、、、ニクイ奴です。

僕はR-4PROの廉価版みたいな事で、内心(こいつは使い勝手は悪いんだろうなぁ~)と

ぼやいていましたが、思いとは裏腹、録音@MilkyさんからポツリポツリとR44への称賛の言葉が、



「ディスプレイが小さいわりに文字、メーターが見やすい」

「電源の立ち上がりが早い」

「ファイル再生のレスポンスが良い」

「モニターのツマミを押すことでヘッドフォンのモニターセレクトが出来る」

「R44を二台をつなげて8ch同期録音できる」

「M/Sデコーダー機能搭載」

「なによりも、見た目がいい!」




、、、、

うーーーん、、甘く見ていました、、

所々兄貴分のR-4PROより使い勝手が良さそうな所があるではないですか、、

改めて本体を見ると


・ヘッドフォンジャックがフロントパネルについてる事

(ケースに入れても抜き差しがラクチンですね)

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・ファンタム電源スイッチが4ch独立している事

(R4/R4PROでは独立されてない、2chづつのペアでしか変えれない)


など、素敵ではありませんか。(個人的に)

ますます、、ニクイ奴です。



こうなってくるとR44で録音してきた音がどんな物か気になりますね、

R44で収録してきた音も聞いてみます。

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↑テスト録音してきた物をプロツールスで再生して試聴


試聴の効果音はご近所で録ってきた車の交通音です。

結論、なかなか良い感じで収録されています。

といっても言葉では伝わりませんよね、、

音に関しては後日ブログで

テスト収録してきた音をアップしてみたいと思いますので

そちらを実際に試聴してみて

やれ「オーいい感じ!」それ「いまいちだなー」など

各々感じていただければ良いかと思います。

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結局R44のほめ倒しになってしまいましたが決して

エディロールの回し者では御座いません。

ただ、出来のいいレコーダーだったみたいです。

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サラウンド収録テスト 検証

2008-04-24 15:27:00 | サラウンド レコーディング

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この三日間テスト録音してきたサラウンド素材を検証。

検証は社内の5.1chスタジオで行いました。

では順に試聴、

4/21 調布・三鷹

・飛行機、電車の通過音

フロントに使用したMKH50は鋭指向性のマイクです。

予想通り左右の移動感は抜群でした。

LRの角度も可なり開いた状態でも収録したのですが、通過音に中抜けはなく良好。

指向性が強い為、実際よりアップな音になっていました。

4/22 上野

・街ノイズ

人混みの中という事でマイクポジションは各距離を縮めての収録、

サラウンド感に支障がでるかと思いましたが、

商店街での各お店の呼び込みの声など、しっかりと前後左右に定位されてました。

交差点の交通音もしっかり車の移動を感じることが出来ます。

4/23 奥多摩

・野鳥の鳴き

基本アンビエンスなので山道でもマイクポジションは収縮した状態で収録。

左前からウグイス、右後ろからミソサザイと、鳴き声がしっかり別れて聞こえてきます。

谷間に響く鳴き声のエコーはとても臨場感があり、現場をリアルに再現しています。

マイクのS/N比も良く、山道の静かな環境での収録も問題なさそうです。

・車の通過

ここではフロント~リア間での通過を様々なマイク角度、マイクポジションで収録。

左右の通過音と違いマイク角度を付けすぎると音の中抜けを感じましたが、

それはそれで明確な移動感という事でフロント~リア間ではありです。

マイクポジションは自作マイクハンガー内ではどの距離でも特に通過音に

大きな変化はありませんでした。

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収録してきた音を聞く限りでは今回のマイクセット(MKH50-L,C,R MKH40-LsRs)は

どの現場でもサラウンド素材として合格点ではないかと僕は感じます。

ただ、このレコーディングセットとても重いんです、、、

今後このセットに残された課題は「セットの軽量化、一人でもサラウンド収録へ~」ですかね。

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サラウンド収録テスト その3

2008-04-23 21:36:48 | サラウンド レコーディング

サラウンド収録テスト最終日、今日は少し都心を離れて奥多摩で収録です。

やはり山に行くのなら野鳥の鳴き声を録りたいのが効果屋の本望、

ここ一番に野鳥達が鳴きはじめる夜明けに間に合うよう、深夜三時に奥多摩へ出発!



~奥多摩 登山道~

5時10分、登山道入り口到着。残念ながら夜が明けてしまいました。

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悔んでも既に時遅しです、速やかに山中へ向かいます。


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40分ほど登るとヒガラやウグイス、ミソサザイなどが頻繁に鳴いていました。すかさず収録です。

その後も登りつづけ所々で鳥の鳴きを収録、少し登るだけで鳥の鳴く度合いが変わるのは面白いですね。

その他、滝や川音を収録しながら十二時に登山道入り口に戻りました。


~青海周辺~

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その後は青梅街道で車の通過や、青梅駅のロータリーでバスの停車、発車など収録。

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サラウンド収録テスト その2

2008-04-22 20:19:31 | サラウンド レコーディング

今日のロケ地は上野です。

街中でのテスト収録、人ごみで邪魔にならないようにマイクハンガーを前日よりコンパクトにしました。

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~昭和通り、交差点~

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横断歩道の真中から交通音を収録。

~アメ横~

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アメ横の商店街ガヤを収録

~上野駅周辺~

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上野駅周辺の環境音を収録


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サラウンド収録テスト その1

2008-04-21 23:42:56 | サラウンド レコーディング

ステレオ素材の効果音は豊富にあるが、サラウンド素材となると いくらか心細いのがオンパの現状、、、
という事で、サラウンド素材を増やすべくこれからは積極的にサラウンド収録を行います。
その第一歩としてまず、「しっかりとした、サラウンド収録ができるレーコーディングセットの構築」からはじめる事に。
下記がこの度再構築したデモのレコーディングセットです。

 

-使用機材-

マイク: SENNHEISER MKH 50 ×3本(L,C,Rに使用)

SENNHEISER MKH 40 ×2本(Ls、Rsに使用)

レコーダー : EDIROL R-4 PRO ×2台

スタンド : MANFROTTO 344B

マイクハンガー:オンパ自作ハンガー二号機

 

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機材セットのポイント

・マイクは指向性があるものを使用、移動感のある効果音収録を期待。

・レコーダーはR-4 PROをSMPTEタイムコードでシンクロさせて使用。

・新規にマイクハンガーを制作、以前のハンガーはマイクの取り付け口が固定されいましたが

今作、フレキシブルにポジション移動できるタイプを製作。これにより状況に適したマイクポジションに変更可能。

因みにこれ、マイクハンガー 一号機でした↓

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さてさて、なにはともあれ実践せねば良し悪しはわかりません、、早速テスト収録に出発です!

 

~調布 飛行場~

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セスナなど飛行機の着陸、離陸、飛行音などを収録。


~三鷹駅付近の渡線橋、側道~

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渡線橋、線路の側道からは電車の通過音収録。

最後の写真は収録途中に現れた熱狂的鉄道ファンの少年、

無我夢中にカメラのシャッターを切りながら騒ぐ姿が微笑ましかったです。



余談ですが、この渡線橋は太宰治のお気にな場所で有名。

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