ONPaふろく

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zoom F8 でサラウンド

2015-10-08 16:35:22 | サラウンド レコーディング

ひさしぶりにサラウンドくんを引っぱりだして羽田空港からの離陸を狙える城南島に
行ってきました。



今回のレコーダーはzoom F8なので荷物が軽い!


 

専用バックはまだ仕入れてないのでむき出し状態。
そのうち何かしら考えましょう。

外部にアウトプットしないので今回はタブレット無し。
まずは本体だけで録る操作をマスターするのが鉄則。 かな?

この機械、いろいろできるんですけど、結構、わりきってます。
なんのこっちゃわからなくなってますけど。

1~8chを入力トリムで調整、バラ録しておき、各chのフェーダーでステレオトラックにMIXを
録り、カメラなどにアウトプットする。そんな感じの使い方でしょうか。

MIXをするのは、タブレットでの操作が圧倒的にやりやすいですが、
本体だけでもできないことはないです。
画面上でちっちゃいフェーダーを選択して、グリグリ調整すればですが。

ロケではバッテリーの管理がタブレット分増えるし、不用意にさわるとレベルが動いてしまう
ので気をつかいます。




テストでレベルをオーバーさせて録ってみましたが、プロツールスのメーター上ではまだ少し
余裕があるようでした。レンジも合格、SNも良いのでこれからの出番も増えそう。




こんな感じのセッテイング レコーダーが小さくて見えないです。




場所を移動して 船が来たら船の通過音も録ろう。




天気の良い日はロケにかぎるな。

でも なんであんな重たいものが飛ぶんだろう?






今日の『かわいい』はこの子たち。


またくるからね!




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koba-p


3Dを聞く!

2010-11-23 09:14:00 | サラウンド レコーディング

21日、IMAGICA五反田 第2試写室にて行われた、
第28回サラウンド研究会、「3Dを聞こう!」
参加させていただいてきました。
X-PANDで3Dを体感します!

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「アバター」をはじめとする3D映画の興行的な成功からか、
3D映画の製作が急速に進んでいます。
すでに国内の劇場は15%が3Dに対応、TVやケータイの端末なんかも
ドンドン3D化されていますね。

さて今回は、3Dの撮影技術、サラウンド製作のワークフローの説明を
聞かせて頂き、実際イマジカとPCLで製作された3Dサラウンド作品の
視聴をさせて頂きました。

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持ち込んで頂いたコンテンツは、劇場予告用、CSハイビジョン放送用、
アミューズメントパーク用と様々。

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■イマジカから提供していただいた作品は、CS放送用コンテンツで、
教会での弦楽奏とピアノのソロ演奏。
演奏者自体に動きがなくとも、ダイミックなカメラワークで臨場感や
奥行きを再現することができるんですね!自然な奥行きの再現性に驚きました。
音響は、5chオンマイクと5.0chサラウンドのツリーマイクを
MIXしたシンプル構成のサラウンド作品。
コンセプトが「空間を切り取る」ということで、わかり易い、
サラウンドMIXがされていました。リアが大きめに出ていて
とても臨場感があります!


■ソニーPCLから提供していただいたのは、イベント会場用のコンテンツ。
私が思わず見入ってしまったのが、きれいな沖縄の海の映像。

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アクアリウムで上映された作品だそうですが、接近するサメは目の前に、
広がる珊瑚礁の遠近感もすごい!
この作品に関しては、かなり誇張した視差調整が施され、オーバーラップや、
雪のような細かい粒子系の映像は、焦点の合わせどころに迷い、目に疲れを
感じがしてしまいますが、個人的には誇張した3D表現ほうが、特有の
「飛び出し」感を体感でき、とても楽しめました!
ただ視差は個人差があるそうなので、映像に酔ってしまう方もいるかもしれません。

実際の劇場作品は、臨場感・奥行きを表現するのが現実的なのかもしれませんね。

映像の3D化が急速に進む一方、サラウンドでは音の奥行きの表現が苦手とされているのも事実。
研究会でも、実際にフロントスピーカの奥に更にL、C、Rを増設したり、
EQや残響を付加する方法など、皆さんいろいろなアプローチで研究なさっているようです。
そののちには縦方向の音像表現など、
3D映像、立体音響共に、今後どのように進化を遂げるのか楽しみです!

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ONPa  成田


第25回 サラウンドCM研究会

2010-06-26 17:23:00 | サラウンド レコーディング

Saraken25

第25回研究会では エスシーアライアンス さんのスタジオにて

サラウンドプリミックスの手法ノウハウ講座が行われました。

経験豊富な大先輩の方々からご指導して頂きながら、

iconでのプリミックスを体験。

ミックスに役立つ小技の話 盛り沢山!

とても貴重な時間を有り難うございました。

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onpa toku

 


第24回 サラウンドCM研究会

2010-04-26 02:33:00 | サラウンド レコーディング

  4月25日 第24回 サラウンドCM研究会の
「サラウンドマイク比較検討会」のレポートです。

今回検討したマイクは下記の六種類、

屋内外の環境音を収録し

SonyPCLさんのスタジオにて再生。

onpaブログでは僕個人の

各マイクの感想を載せておきます。

Dscn0899

Dscn0928

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■収録したサラウンドマイク■

・三研 COS-11D アンブレラマイク

・DPA 4060 アンブレラマイク

ビニール傘の骨組みを使ってのお手軽制作品、

両マイクの音のキャラは違いますが、

サラウンド感はどちらも同じです。

オフの町ノイズや室内空調など、

ベース的な音を収録するに最適でしょうか。

Dscn0907_2

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・ホロフォン H2 PRO

Dscn0889

低域がスッキリしていて
自然な収録音。

無指向性マイクを使用していますが

音の定位もしっかりとしています。

マルチに色々な環境音を収録できそう。

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・三研 WMS-5

Dscn0908

軽量でコンパクトなダブルMSのマイク。

フロントとリアの繋がりが良く
音の広がりもとても感じる一品でした。

森林で活発に鳴く鳥をこれで録ってみたい

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・三研 CUW-180  CS-1

Dscn0915

このマイクセットは

CUW-180でしっかり

ステレオ用の素材も録り押さえれる

所が非常に好みです。

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   飛び入りエントリーで、、

・ONPa カッパ君

Dscn0914

制作費3万程度のこのマイク、

音質は市販の物と比べるとやはり劣るのですが

サラウンドの音の定位はしっかりしていました。

コストパフォーマンスを考えると意外とありです。

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以上の六種類のマイク。カッパ君はとりあえず置いといて、

どのサラウンドマイクも個々の魅力があり 甲乙つけれない。

全部 手元に置いておきたい それが僕の検討結果です(笑

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onpa toku 



ポータブルマルチトラックレコーダー比較検討会 レポート

2010-03-12 23:50:00 | サラウンド レコーディング

東京藝術大学千住キャンパスで行われた
サラウンドCM研究会レポート。

今回は現在発売されているポータブル マルチトラック
レコーダーを集めて、比較検討してみようという企画。

R0011806

メーカーと輸入代理店の協力で集まったレコーダー。

FOSTEX PD606

TASCAM HS-P82

Roland R-44

SOUND DEVICES 788T

Zaxcom DEVA 5.8

タスカムは新製品。
他の4機種は各方面で活躍中のレコーダーばかり。

R0011831

まず音圧校正器と基準マイクで各レコーダーの
入力レベルを合わせる作業を行います。

P1010925

初めてお目にかかりました。

R0011821

今回使用したマイクロフォンは DPA5100

ピンマイクが5本搭載された小型のサラウンドマイクロフォンで、
ENGなどのフィールド録音を、サラウンドで簡単に行うことが
できる。当社も以前にデモしているので、そのサンプル
参考にしてほしい。

R0011848

天井も高く素晴らしいスタジオです。

R0011854

各機種、私なりの簡単インプレ。


R0011818

Roland R-44

今回唯一のコンシュマー向け製品なのだが、プロの技術者も
かなり使っている。オンパ社も使用。
誰にでもすぐ使える取っ付きやすさ、小型で堅牢、バイクに載せて
ゴムひもでグルグル巻きに縛られたり、過酷に使われているが、
トラブルは全くなし。
手軽にマルチトラック録音を可能にしたコンセプトは
高く評価できる。まずはこの機械でフィールドに出て、
録音の楽しさを味わってほしい。


P1010932

TASCAM HS-P82

初めて見る機械、カタログより実物は小さく感じた。
印象的なタッチパネルの使い勝手は良く、メーターの
視認性は一番。メニューの階層も浅い。
オープンよりもセットでじっくり使いたいレコーダー。
なおオプションフェーダー開発中の噂あり。
録れた音はふわっと雰囲気があり意外に好き。
6マイク入力のコンシュマーモデル DR-680も発売。
DR-100 × 3と言う感じ。価格は10万円を切ってくるはず? 
こちらも期待度大。


R0011846

FOSTEX PD606

本編の現場が似合うレコーダー。台詞録りに特化した機械。
ミキサー使用が前提と思われる仕様。
現場では絶対の安心感がある。これぞプロ機。
PD6で好評だったアナログフェーダーは無くなりデジタルに、
これも時代の流れか。


P1010913

SOUND DEVICES 788T

世界のはてに一台だけレコーダーを持って旅をするとすれば、
間違いなくこれ。肩に担いで録音することが得意な機械。
このコンパクトなボディにメカがぎっしり詰め込まれた作りは
ミニNAGRAを思い出す。CL-8CL-9を追加して
様々な現場に対応。SSDになり振動にも強い。オンパ社使用中。


P1010927

Zaxcom DEVA 5.8

測定器という印象。液晶パネルをタッチペンで操作する。
手を出しにくい機械であることは間違いない。
だが、マイクアンプは優秀、高いだけのことはある。
ウォームな落ち着きのある音が録れるので、
やはり生楽器を録ってみたい。


Aaton_cantar_x_big2

AATON Cantar-X

残念ながら今回は参加せず。
以前レンタルして使用したことがあるレコーダー。
値段も張るが信頼性も最高、おまけに音も素晴らしい。
所有する価値は高い。
軍隊の装備品と見間違えるほどのヘビーデューティー。
砂漠での撮影やアマゾンのジャングルが似合う。
あきれるほど長持ちのバッテリーとともに、僻地でのロケに
真価を発揮する。個人的には一番好き。


R0011903

NAGRA Ⅵ

今回はサラウンド録音ということで、4マイク入力のこの機械は
除外されてしまった。
6 mmテープのNAGRAを使っていた世代にはたまらない
レコーダー。伝統のロータリーセレクターは健在で、
これを回してRECする作業は、快感ですらある。


R0011865

録音したバイオリンの音質をスタジオで聞き比べた感じでは、
やはりと言うか、意外にと言うべきか、各メーカーともに
大きな差はなかった。確かに差はあるのだが、だからどの機種が
良いとか悪いとか言うレベルではない。

オープン用にチューニングされたピンマイクで録音したので、
差が出にくかったと言うべきかもしれない。
かすかに解ったことは、各機種で使用目的を想定した音作りが
成されているという事だった。

この手の業務用レコーダーで重要なのは、緊迫した現場での
明解で確実な操作性や気象条件への順応性、そして一度記録した
音は絶対に消失しないことだと私は考えている。
音質に関しては、録音対象やマイクの種類、録音現場の条件に
よって左右されるものだから、一概には言えない。
すでに一定以上の音質を備えているので、どの機種を選んでも
間違いはない。

東京藝術大学千住キャンパスと各メーカーの方々の協力で実現した
今回の研究会。この場で初めて目にするレコーダーもあり、
実に興味深い内容でした。お借りしたスタジオの設備も素晴らしく
この環境で勉強できる学生さんたちを羨ましく思いました。
皆さんお疲れさまでした。

R0011834

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