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サラウンド収録テスト 検証

2008-04-24 15:27:00 | サラウンド レコーディング

P10008351

この三日間テスト録音してきたサラウンド素材を検証。

検証は社内の5.1chスタジオで行いました。

では順に試聴、

4/21 調布・三鷹

・飛行機、電車の通過音

フロントに使用したMKH50は鋭指向性のマイクです。

予想通り左右の移動感は抜群でした。

LRの角度も可なり開いた状態でも収録したのですが、通過音に中抜けはなく良好。

指向性が強い為、実際よりアップな音になっていました。

4/22 上野

・街ノイズ

人混みの中という事でマイクポジションは各距離を縮めての収録、

サラウンド感に支障がでるかと思いましたが、

商店街での各お店の呼び込みの声など、しっかりと前後左右に定位されてました。

交差点の交通音もしっかり車の移動を感じることが出来ます。

4/23 奥多摩

・野鳥の鳴き

基本アンビエンスなので山道でもマイクポジションは収縮した状態で収録。

左前からウグイス、右後ろからミソサザイと、鳴き声がしっかり別れて聞こえてきます。

谷間に響く鳴き声のエコーはとても臨場感があり、現場をリアルに再現しています。

マイクのS/N比も良く、山道の静かな環境での収録も問題なさそうです。

・車の通過

ここではフロント~リア間での通過を様々なマイク角度、マイクポジションで収録。

左右の通過音と違いマイク角度を付けすぎると音の中抜けを感じましたが、

それはそれで明確な移動感という事でフロント~リア間ではありです。

マイクポジションは自作マイクハンガー内ではどの距離でも特に通過音に

大きな変化はありませんでした。

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収録してきた音を聞く限りでは今回のマイクセット(MKH50-L,C,R MKH40-LsRs)は

どの現場でもサラウンド素材として合格点ではないかと僕は感じます。

ただ、このレコーディングセットとても重いんです、、、

今後このセットに残された課題は「セットの軽量化、一人でもサラウンド収録へ~」ですかね。

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