さて、今回は旅日記でも記しておきたいと思います。
2008年2月24日(日)午前7時頃・・・
JR新尾道駅のコンコース内にいました。
ホームにあがりました。
ちょうどうっすらとつもった前日からの雪を巻き上げながら「ひかりレールスター」が通過していきました。
むろん、新尾道駅にはひかりレールスターは停まらないのですが・・・
2008年3月15日に行われるダイヤ改正にてひかり2往復(うち1本はレールスターで8両編成)が新尾道駅にも停車するために、すでにその停車位置表示が作ってありました(もしかすると以前から臨時停車用に作ってあったのかもしれませんが・・・)
話がそれました。目的の列車は・・・
岡山始発、こだま627号博多行きです。LED表示の通り、雪のために遅れてやってきました。
そして目的の列車がやって参りました。ムービーでどうぞ。
そうですこの日のこだま627号は16両の500系新幹線で運転されたのです。
やはり「JR500 WEST JAPAN」のロゴがちょーカッコイイですねぇ・・・
新尾道駅に停まる列車でグリーン車付きはものすごく貴重な存在です(^^;;
500系の行き先表示にもきちんと「こだま」の表示が・・・感無量(?!)です。
買ったチケットはエクスプレス予約でためたグリーンポイントで買ったので特急料金が3250円でグリーン料金が0円になっています。新尾道駅から新下関駅までグリーンという切符もある意味希少価値があるかもしれません(爆)
これがそのグリーン車です。普通車は3列+2列(計5列)なのですがグリーン車は2列+2列(計4列)なのでゆったり(^^) 頭の部分もふかふかですぐに眠くなります(笑)
しかしこだまとはいえ300km/h運転を前提とした500系です。
こんな遅延情報が出ていましたが、広島までに10分ほど遅れていましたが、新山口あたりではすでにほぼ定刻運転に戻っていました(^^;; (これが後の悲劇を生もうとは誰も気づかない・・・)
ダイジェスト写真
新岩国駅で最新車両N700系とすれ違う。
雪がほのかに舞う徳山駅で列車待避中。
そして定刻通りに・・・
「問題の」厚狭駅に到着しました。すでに・・・
反対側ホームは鉄道ファンで埋め尽くされています(^^;; 他の駅でも鉄道ファンはちらほらといましたが、厚狭駅は数が違います。
理由は・・・新大阪発のぞみ501号博多行きが500系で運転され、この厚狭駅で追い抜きをかけるからです。500系が500系を追い抜くなんてもう見られないかもしれません・・・という期待からかファンの方々も集まるのです。・・・ボクもその一人でしたが(爆)
しかし・・・肝心ののぞみ501号は雪による遅延でやってきませんでした(汗 定刻通り厚狭駅を出発するこだま627号・・・鉄道ファンの期待を裏切りましたが、500系の俊足回復運転ぶりは証明できてしまったわけですねぇ・・・結局、終点博多まで追い抜かれることはなかったようです。
ちなみに3月号の時刻表で発表されている分では夏までにあと2回は厚狭駅での追い抜きがあるそうですのでファンの方は時刻表をチェックして予定を立ててみてください(^^;;
追記 500系16両のこだまの運転は3月以降も少なくとも1,2回はあるようですが、新大阪~博多間ののぞみが700系に置き換えられるために残念ながら500系同士の追い抜きはなくなった模様です。お詫びして訂正します。
そして、ボクは新下関で下車しました。上はその見送りのムービーでした。
そして次に乗り継ぐ列車は臨時快速列車(?)です。
その入線シーンをどうぞ。
「みすゞ潮彩」号です。下関(新下関)と金子みすゞのふるさと長門市(仙崎)を結ぶ観光列車です。以前、瀬戸内マリンビューについても触れましたが、コンセプトは似たようなものです。
実のところ数年前にJR西日本広島支社は金子みすゞ生誕100周年を記念して・・・
103系電車に金子みすゞのラッピングをして走らせていたことがあるのです(^^;; まぁ、この頃から金子みすゞがどんな人物だったのか気になっていたのでありまして・・・今回の旅はこだま号が500系で運転されることを知った瞬間にばっちり決まってしまったのでありました(^^;;
ところで金子みすゞの居た頃をイメージしたのでしょうか? ユニークなデザインです。窓枠も変な形だし(^^;
この列車の特徴として、みすゞ潮彩1号・2号はビュースポット3カ所で風景を楽しむために停車します。停車時間は平日1分、土・休日は3分となっています。そんな風景をムービーでどうぞ。
車内は展望がよく見える大きな窓で椅子も窓の方を向いています。
山陰の荒波がよく見えます(^^;;
なお、主要駅には・・・
このようなみすゞとその地区にちなんだ名盤が掲げられています。下関駅では少女(金子みすゞと思われます)でした。ちなみにこの絵は・・・
個数限定の「みすゞ潮彩弁当」のパッケージにもなっています。長門市在中のイラストレーター尾崎眞吾氏が描かれたそうです。
ちなみに中身はこんなのです。金子みすゞや下関にちなんで「鯨」の竜田揚げ、「鰯」の天ぷら、「仙崎かまぼこ」、「小ふぐ」の唐揚げ・・・などなど、非常においしくいただきました。最近の駅弁の中ではうまさが1、2を争う感じでした。
車内に話を戻しまして・・・この列車は観光イベント列車でもありますので、
土・休日のみすゞ潮彩1号・2号では紙芝居の上映があります。・・・でも長門に近い場所(滝部~人丸)で行うので途中下車したら見ることはできませんよ~
そして2時間20分ほどで
金子みすゞのふるさと仙崎へ到着しました。
仙崎駅から400mほどの所へ金子みすゞ記念館があるので行ってみました。
内容はみすゞの復元した生家と本館でみすゞの生涯や作品の展示をしていました。みすゞの作品を少し読んだのですが、素直な気持ちで書いて居るなぁ・・・とものすごく感心しました。
ところで、町中でいろいろなものを見かけました。
タイルで作られたみすゞのパネル。
1枚1枚にいろんな人のメッセージが書かれていました。まるで以前尾道にもあったタイル小路のような雰囲気でした。
公民館もしくは小学校(?)と思われる建物には・・・
中学生が描いたと思われるみすゞの詩と可愛い絵が掲げられていました。
その隣には英文にまでなっていました(^^;; 意味はきちんとあっているのかしらん?
そしてその後、仙崎が一望できる王子山公園にのぼり、仙崎を眺めてきました。
・・・めっちゃ寒かったです(爆)
そしてその後は長門市駅まで戻り、下関経由で尾道へ戻りました。突発的な日帰り旅でしたが、なかなかに充実した一日になりました。
次はゆっくりと来たいですね(笑)
私は同日は朝早くから倉敷駅へ「なはあかつき」の時刻変更にともなう30分停車の撮影に行った関係で新倉敷駅で同列車を撮影しました。
こちらの時点で下りは遅れていたようで本来627号の前を走っているひかり441号が627号の横を通過し、その後ひかり443号が通過とレールスターの追い越しを2本連続で見れました。
それにしても厚狭駅で待っておられた方は並びが撮れずお気の毒ですね。
ただでさえ新尾道駅とは違いホーム部分の防音壁が未撤去なので撮影しにくい駅なのに・・・・
おお、新倉敷でご覧になりましたか~新尾道までこられればお会いできたのに(苦笑)
当日はダイヤの乱れで一喜一憂があった模様ですね。500系同士の追い抜きが見られなかったのは残念ですが、致し方なしですね。
今回の旅、「列車名票型フリー切符」をご使用とお見受けしましたが・・・?