尾道jinnのブログ

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JR西日本の事故とにわか評論家

2005年04月26日 21時10分49秒 | 日記・エッセイ・コラム
さて、痛ましい事故がおきたのは昨日。それから色々なテレビ局のニュースを見たが、なんとやら。
ボク見たのはNHK、TBS、テレビ朝日、日本テレビの4局だが・・・

この2日間の報道を見てなんと、あきれたことか? 昨日述べようとしてやめたがやはり今日の報道も見ていると言いたくて仕方がなくなる。

結局、報道マンたちは何を言いたいのか?

特に某局はひどい。にわか(?)評論家のような人があたかも持論のみが事故原因で私の言うことは間違いないと言いきっているのだ。
では貴方の意見がいわゆる鉄道事故調査委員会のような組織のものと全く違うものになったら貴方は責任を取るのか?

ステンレス軽量化車両が悪い
 →鋼鉄製だろうが、アルミ製だろうが、ステンレス製だろうが日本の鉄道車両は横からの衝撃を考えていないから軽量化車両だからというのは関係ないし、580人も乗っていれば重量は重いはず?

運転歴11ヶ月の未熟な運転士?
 →ルールと一定の技術を持っていればもらえる自動車の免許と違って、ルールや技術、運転する場所のコースを何度もチェックし、標識などを熟知してから現場に出て11ヶ月のはずだから未熟だと言うのはお門違い

時代遅れのATSをいまだに使っていたのか?
 →費用の面もあり2ヵ月後に取り付ける予定で遅かったかもしれないが怠っていたわけではない。

これは他局を見ているとそこに出ているにわか(?)評論家の方々が述べていることである。

また、JR西日本の社長が遺体安置所に向かっているところに記者たちがむらがり、「責任は!」とか怒号で迎えている。
責任を取るために遺体安置所にきたのではないのか? と言うか遺族でもないあなた方が遺族に会う時間を遅らせているのではないか? 責任を持って謝罪する前にクビにさせたいのか?

事故後、1回目の記者会見で「人が死んどるんやで?!」と叫んでいる記者を見て・・・あんな人は記者ではない気がした。
(それが自分の親族・知人・関係者があの列車に乗っていたとすれば至極当然であると思うが)

大事故の原因をたったの数時間で求める・・・人々、と言うより記者。事故調査よりまだ車両に取り残されている人々の人命の方が気にならないのか?
(ある記者が取材しながら手持ちのペットボトルのドリンクを救助隊に渡していたのはものすごく感心したが)

鉄道でも車でも飛行機でも公共のもので事故がおきると「安全」第一と言われる。
先日、東京ジョイポリスで足に障害を持つ方が遊戯施設から落下して死亡する事故があった。察するにお客様の希望と安全を天秤にかけた上でシートベルト無しでも致し方なし、との判断が恒常的に働いていた模様である。

この度の事故も1分の遅れでも「お急ぎのところ大変申し訳ありません」と謝らせるほどのお客様へのサービスが、運転士の判断を誤らせたのではないか? との見解がある。

しかしどれも推測から導き出される意見であり、今後の事故調査の結果を詳しく吟味し、JR西日本そして、他の鉄道業者がそれを教訓にし、早急なる安全の対策をお願いいたしたいと思う。また、遺族・被害者の方々のケアを十二分にすることも重要なのではなかろうか?

個人的な意見として、この事故のニュースに対して、さも自分の意見が正しいと言う「だけ」の人やテレビで見た評論をそのまま言う「だけ」の人が多くて嫌になるのである。

それと、ニュースを見る人の目。1つの視点からだけ見ていると、間違ったことになるかもしれませんよ?


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