うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

書評 ~ 「強いだけじゃ勝てない ~関東学院大学 春口廣」

2011年11月21日 | 書評
ずいぶんサボってしまいました。
いろんな行事などで良い習慣と生活のリズムが崩れてしまった。

習慣というものはとても大切です。

習慣が崩れると・・・
→ 当たり前にできていたことが出来なくなる。
→ 何故か体調がイマイチになる。
→ 仕事や生活面でのパフォーマンスが落ちてくる・・・。
→ 残業が増え、どんどん疲れがたまる・・・。

このような負のスパイラルにハマってしまいます。

まずは生活のリズムを取り戻さねば・・・。


本日は久しぶりの「書評」です。
今週のチョイスはこちら




「強いだけじゃ勝てない ~関東学院大学 春口廣」 松瀬学 著


日本の学生スポーツで古くから根強い人気を誇るのが「大学ラグビー」である。

世界から見ると決して高いレベルとは言えない日本のラグビーだが、特に関東の大学ラグビーは
【大学同士の誇りをかけた戦い】といった様相で、なかなかの盛り上がりを見せる。

神宮の大学野球よりも、隣にある秩父宮ラグビー場での大学ラグビーの方が盛り上がっていると思う。


そんな大学ラグビー界でこの15年間、常に優勝争いを演じているのが関東学院大学。

30年前にわずか8人でスタートしたラグビー部を、わずか10年で一部リーグに昇格。
90年代の終わりごろから8年連続大学選手権決勝進出、5回の優勝と「超強豪校」に成長した。

その立役者が監督の春口廣氏である。

大学ラグビーというのは伝統校と言われる「早稲田、慶応、明治」の独壇場の世界である。
高校時代の有名選手はほとんどが、いづれかに進学していく。

春口氏は独特なチーム作りで、そんな世界に割って入り、不動の地位を確立した。



その指導方法はとにかく「情熱的」。

選手と一緒に走る、訴える、教える、考える。

素質のある無名選手を集める。
長所を見抜き、伸ばす。日本代表選手への道筋をつける。

時には大学を説得し、環境整備を行う。
大学側も熱い説得に根負けし、大学一ともいわれる全面芝のグラウンドまで用意。

そして勝ち続ける。


一人の熱い思いは、訴え続け、行動し続けることで、多くの人間を動かす。

テレビで見たことがある人もいると思うが、春口氏はとても小柄な人である。
その小柄な体から発せられるエネルギー。

願って、行動し続ければ理想に近づき続ける。
マザーハウスの山口氏の著書と同じ感想を持ちました。

keep walking!