うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

書評 ~ 凛とした生き方

2011年10月17日 | 日記
昨日は近所の「住区祭り」でした。
祭りの目玉の一つが小学校の合唱団によるミニコンサート。

先日のNHKコンクールで惜しくも3連覇を逃したものの、子供達は地元のスーパースター。
開演前から体育館に長蛇の列ができます。




いつものことながら、このメンバーの歌声は感動の涙を誘うのです。
スゴイ子供たちです。

来年も期待しています。



さて今週の書評です。
今週のチョイスはこちら。





「凛とした生き方」  金 美齢 著


著者の金氏は台湾生まれ。
日本に留学、母国の独立運動に注力してきた。

現在は日本語学校の理事長をつとめる。

TVにも多く出演し、著書も多い。
その信念に基づいた生き方やコメントから、女性を中心に人気を集める。


この著書の内容は・・


「政治が悪い!時代が悪い!と何にもしないで文句ばっかり言っている日本人よ、もっとしっかりしなさい!!」


そんな元気づけてくれるような内容だ。

「日本ほど恵まれている国はない」

そう言い切る著者の言葉に勇気づけられます。
この閉塞感たっぷりの今の日本の状況を改善していくのは、結局一人一人の小さな力なんだなぁ。

改めて考えさせられました・・・。



心に残ったいくつかの言葉を紹介。


・「たちの悪い野次馬になるな」

 あれが悪い、これが悪い、と言っているだけでは何も変わらない。
 むしろ政治や文化のリーダーになりそうな人の足を引っ張るだけ。
 
 大事なのは、批判する目を持ちながら、一方で正当な評価をするべき時はし、応援する気持ちを持つこと。


 ~何かにつけて会社の文句ばっかり言っている人がいます。
  ほかの社会を知らない人ほど文句が多いと思います。



・毎日の生活で「人との付き合い方」「生活の送り方」など「選択と決断」をおろそかにしない人間は
 「いい人間」の道を歩んでいける。
 「自分を磨く」ということは「選択と決断」の判断基準を身に着けていくこと。




・何歳になっても、人に関心を持ち、人とかかわることに喜びを見出せること。
 それが「豊かに生きる」ということにつながる。



・「生きる姿勢」というのは決して大げさなことではない。
  人生のターニングポイントにだけ生きる姿勢が問われるわけではない。
  日々の考え方や行動の積み重ねがその人の「生きる姿勢」を形作る。



原発事故の後、周りの状況や、さまざまな報道を見ていて「人間の心の本質」がなんだか見えるような気がします。
少なくとも自分だけでも、「しっかりした倫理観」や「判断基準」を身に着けたいと思う今日この頃です・・・。

オススメ。