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フテイキログ

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楽しくて仕方なさそうに見える。

2006年01月18日 | ニュース系
ライブドアにケチが付いて、テレビを観ても新聞を読んでも、待ってました! とばかりに総叩きだけれども、全く無関係な一般人からすると、「大金持ちで調子に乗っていた若造がコケて、うまくいけばこのまま地獄に落ちるぞ! ざまあみろ」と、これまであの社長が振り翳す大金の力の前に何もいえず、内心では鬱々・苛々していた層の溜まりに溜まった鬱憤が一気に噴出しているみたいで、楽しくて仕方なさそうに見えます。
ついでに、これまでその特異なキャラクターの前にヘイコラしていたテレビも、鮮やかに手のひらを返していて、その手際のよさも見事なものです。
つい昨日まで「社長!、社長!」とバカみたいに持ち上げ、「美人広報さん!」とゴマをすりまくっていたのに、一夜明けたらあっという間に態度が変わり、その変わり身の早さはいつの時代も一緒で、つい嘗てのサッチーなどを思い出してしまいます。

べつにあの社長が好きなわけではないし、むしろ、「もう少し黙っていればいいのに」と思っていたほうですが、ここまで袋叩きにされているのを見てしまうと、もともとが半官贔屓な性格なので、「おまえら、さんざん調子に乗せておいて、これかよ」と思ってしまいます。

ただ、あの社長もメディアをさんざん利用していたという面は否定できないので、無関係な人間からすると、どっちもどっちといえばたぶんそうなのだろうとは思うけれども。
某女優の元ダンナくらいの露出度なら、ここまで酷いことにはならなかっただろうし。
もっとも、正直なところテレビで観るだけだし、嫌ならスイッチを切るかチャンネルを替えればいいだけだから、あの社長のことはべつにどうでもいいけれども、テレビや新聞は嫌でも目に入ってくるし、現実にあんな人が身近にいて、自分の生活に関わっていたら、と想像してみると、おそらく嫌な気分になるだろうし、それを考えると、あの社長のことを認めたくはなくても、しかし関係を持たざるを得なかった人たちが、今ここぞとばかりに叩いているのも、その気持はわからないでもありません。
それでも、いい大人が嬉々としながら、少しでも挑発的なライブドア叩きのキャッチはないものかと必死に頭を捻っている場面などを想像すると、少々滑稽です。

というか、話をすり替えるつもりはありませんが、粉飾決算なども犯罪だろうけれど、インチキマンションをボンボンとおっ建てておいて、国会に呼ばれてもすっ惚けている人のほうが、もっと叩かれてもいいと思うのだけれども。
建物のほうは、帳簿遊びとは違って、現実に生活が根本から崩れそうになってしまっている人がいるのだし。
でも、だからといって、その対象マンションの住民を捕まえて、心配そうな顔を取り繕いながら「今のお気持は?」などとインタビューしている場面を見れば、「聞いてやるなよ、そんなこと」と虫唾が走りますが。

参照記事:Yahoo!ニュース