外勤の楽しみ・・・

最近、ユーザーの所に行く機会が増えています。内勤に比べると、余計な仕事が増えるし色々大変ですが、それでも結構楽しみだったりもします。
なぜなら、自分達の予報を必要としてくれていることを改めて痛感できるからです。あと、基本的に出かけるのが好きなこと、そして昔、接客バイトをやっていたため、人と接すること自体が好きなのかもしれません。

２８日から１日朝にかけて静岡県御殿場市で降雪が予想されたため、「予報アドバイザー」として、あるユーザーの所に出向きました。
だいぶ前にも書きましたが（予報って難しい）、予報の決断ってまさに究極の選択なのです。ユーザーによっては、予想降雪量が１ｃｍ違うだけで体制人員の配置などが大きく変わってきます。そのあたりも十分考慮したうえで、適切なアドバイスをしなければなりません。
また、自分の一言でユーザーの人員体制等が大きく変わってしまうのを目の当たりにすると、その影響力の大きさをただただ痛感してしまいます。特に、「もう雪は降らないですよ」と安全宣言を出した場合、そこで体制解除となってしまうので、ここの決断が最重要です。その後、予報に反して降ってしまったら大変なことになってしまいますし…。
今回は、１日午前１時に安全宣言を出しましたが、もう少し早く見極めるべきだったと反省しています。でも、自分なりの判断根拠がいくつかあり、それを満たしきったのがその時間でした。
その判断根拠の引き出しをたくさん持っていることが、予報者の力量なのかもしれません。日々勉強です！

南極の天気が分かる！

先日、興味深いサイトを見つけました。すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、気象庁の電子閲覧室で、南極・昭和基地の気象データが閲覧出来るようになったんです！数字の羅列ではありますが、眺めているとちょっと南極を体験した気持ちになります。

南極・昭和基地の気象はこちら！

南極の夏って、意外に冷えないんですよね。１月の最高気温を見ると、プラスの日がほとんど。また、１日の日照時間が23時間余になるのも、南極ならではのデータ！真夜中でも太陽が沈まない「白夜」を物語っています。
一方、冬になると、最高気温が-30度以下の日もあったりして、さすが極地って感じです。
画像：気象庁ホームページより引用

追伸：昭和基地周辺のライブ映像を公開しているページを見つけました。http://www.nipr.ac.jp/ccc/office/WEBCAM/