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天気や季節を中心に色々書いていきます!
(最近は「色々」の方が中心になってきています...)

道路ライブカメラ

2006年01月16日 | 天気
道路の気象予測をやっていると、やはり家に居てもその道路のことが気になります。15日夜は御殿場で雨、標高の高い須走(国道138号側、静岡・山梨の県境付近)で雪を予想しましたが、各種情報によると、今のところ順調のようです。その情報の一つが、インターネットで公開されているライブカメラ画像!さきほど良いサイトを見つけました。下記をクリックしてみてください!

道路のライブカメラ 高速道路・国道・一般道・雪道

車でどこかに行くときにチェックするのもオススメですよ!

季節外れの大雨警報

2006年01月14日 | 天気
今夜、大雨警報が下記の地域に発表されました。

神奈川県三浦半島 ⇒神奈川県の注意報警報細分地域
千葉県千葉中央、北東部、君津、夷隅安房 ⇒千葉県の注意報警報細分地域
茨城県鹿行地域、県南地域 ⇒茨城県の注意報警報細分地域

空気中の水蒸気が少なくなる冬の時期に、大雨警報が発表されるのは非常に珍しいことと言えます。

上の画像は、気象レーダーによる18時現在の雨雲の様子です。水色→青色→緑色→黄色→赤色の順に降水が強いことを示しており、強い降水域の掛かった場所で警報が発表されました。

今回の場合、南から暖かく湿った空気が流れ込み、水蒸気がしっかり補給されました。一方、関東平野部には、昨日まで寒さをもたらした冷たい空気が居座っていました。
下図は、18時現在の関東地方の気温分布(気象庁提供)です。関東平野部は5~6度ぐらいの所が多いですが、房総半島南部は15度を超えたところがあり、勝浦はなんと18.5度もありました。気温差がかなり大きいのが分かります。


次に、下図は18時現在の関東地方における風の分布(気象庁提供)です。
上図と重ね合わせて見てください。暖かく湿った空気と冷たい空気が房総半島付近で激しくぶつかっているのが分かります。気温差の大きい性質の異なる空気同士が激しくぶつかり合い、そこで強い上昇気流が起こって、活発な雷雲が発生しました。


下記は、少々専門的な話になります。ここでは詳しく紹介できませんが、当時の気象レーダーの状況を動画で見ていくと、16時頃、相模湾に強烈な降水域が侵入し、それが次第に渦(小低気圧)を巻きながら房総半島を通過、そして銚子沖に抜けていく様子が分かりました。上図18時の気象レーダーでは、東京都から埼玉県にかけて降水域が抜けている部分がありますが、渦後面の下降流に伴うものと思われます。また、渦(小低気圧)が今回のような風のぶつかり合いを強めたことが推測されます。つまり、この渦(小低気圧)が大雨警報の原因と言えるかもしれません。

ちなみに、下図は東京電力提供の18時現在の雷情報です。房総半島を中心に、関東南部の所々で落雷が発生しました。○△が落雷ポイントになります。池袋・サンシャイン60の職場でも何回か稲光が見えました。


というわけで、今日は季節外れの大雨対応に疲れきってしまいましたが、季節的に珍しい現象なので、とりあえず記録しておこうと思います。

鳩山アメダスを求めて…

2006年01月11日 | 天気
久々に再開しました、アメダス探検ツア~!
今回は、埼玉県の鳩山です。

といっても、今回は用事のついでだったのと予想外の渋滞に巻き込まれ、到着時間が16時30分頃に…。
さらに、アメダス古文書に書かれた場所(森林総合研究所赤沼試験地)をいくら探し回っても見つかりませんでした。


※古文書の地図によると、このあたりか??でも見当たらず…

人気(ひとけ)のない深~い森の中...そして、辺りはだんだん暗くなっていきます。次の予定が控えており、タイムリミットと決めていた17時を、あっという間に過ぎていました。
というわけで今回は断念して出直すことに... とりあえず、鳩山町は結構山間部にあることが分かりました。ふむふむ、これなら夜間の気温は下がりやすい!

アメダスが見つからなかったのは今回初めてです。非常に悔しいですが、次回はしっかりリサーチして(知ってる方がいれば教えて!)、明るいうちにまた来ます!
今年はアメダスハンター復活です!

しぶんぎ座流星群

2006年01月03日 | 天文
あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。

早速ですが、「しぶんぎ座流星群」って知ってますか?
「しぶんぎ座流星群」は、毎年1月4日頃に最も活発に活動する流星群です。8月のペルセウス座流星群や12月のふたご座流星群とならんで、年間の三大流星群の一つになっています。詳しくは、こちら

実は、今年の「しぶんぎ座流星群」では、多くの流星の出現が期待されています。なぜなら、流星群が最も活発に活動する時間帯が真夜中(4日午前2~3時頃)に予想されており、また、月明かりの条件も最高なのです!
昨年12月のふたご座流星群のときのように明るい月があると、月明かりに邪魔されて流星が見えにくくなります。しかし、今年は、3日の日の入り後の南西の空に細い月が見えているだけで、その月もすぐに沈んでしまい、月のない星空が朝まで続きます。

今夜の関東は冬晴れで空気がかなり澄んでおり、天気的にも問題なし!あとは観察者の忍耐力次第ですね。

画像:国立天文台ホームページより