関東甲信・九州北部梅雨入り！

５月９日の奄美地方に続き、関東甲信、九州北部の梅雨入りが発表されました。

「あれっ？そういえば、九州南部はまだ梅雨入りしてなかったんだっけ？？」

実はそうなんです！まだ梅雨入りしていません。

九州南部の梅雨入り平年日は５月29日頃。関東甲信が九州南部より早く梅雨入りするのは、とても珍しいことです。気象庁が梅雨入りの発表を始めた1951年以降、これが３回目（1957年、1963年、2005年）の快挙になります。ちなみに1963年の梅雨入り日は、九州南部の「５月28日」に対して関東甲信は「５月６日」！この年は連休明けてすぐに入梅したことになります。そして梅雨明けは７月24日、考えただけでも憂鬱になりますね。。。

梅雨入り秒読み！

関東地方の梅雨入りが秒読み段階に入りました！
明日（というか今日１０日）は、梅雨前線が関東のすぐ南の海上まで北上して、雨が予想されるからです。

梅雨前線とは、比較的涼しいオホーツク海高気圧と夏の太平洋高気圧の間に形成される気団の境目。ここ最近、太平洋高気圧に比べてオホーツク海高気圧の方が力が強かったため、前線がなかなか北上できずにいました。
ここで一役買ったのが、日本の南の海上を北上中の「台風４号」！この台風が前線を北上させてしまうというわけです。ちなみに、台風４号が関東に直撃することはないと思いますが、前線が台風に刺激されて午後は雨脚が強まる恐れがあります。

というわけで、明日（というか今日１０日）の関東は一日雨の天気。さらに、今後一週間、曇雨天が続くことが予想されるため、自分が予報官なら、明日（というか今日１０日）に梅雨入りを発表すると思いますよ。

ザーッとにわか雨！

今日は、本州の広い範囲でにわか雨や雷雨がありました。山形や滋賀県・彦根ではひょうを観測！本州の上空に、この時期としては強い寒気が流れ込み、大気の状態が不安定となったためです。
我が家のある東京都・小平でも、夕方頃にザーッとにわか雨がありました。上の写真は、家のベランダから見た（南東方向）その時の雨の様子。写真の左側を見ると、雨脚が強まっている状況が分かります。

このような突然の雨って本当に困りますよね！さっきまで晴れていたかと思ったら、急に空が暗くなり大粒の雨が落ちてくる、そして、干してあった洗濯物もびしょ濡れ。。。そんなブルーな気分になったこと、ありませんか？

そこで、にわか雨を察知する簡単な方法をご紹介します。次の２点に着目してください。
１．空を見上げると周辺に黒い雲が現われ、雲行きが次第に怪しくなる。
２．さっきまで比較的穏やかだった風が突然強まる。


上の写真（北西方向、※携帯からはご覧になれません）は、今回のにわか雨直前の空の様子。黒い雲が広がり、雲行きがかなり怪しいのが分かります。

この約５分後、下の写真（北東方向、※携帯からはご覧になれません）にあるように、大粒の雨が勢いよく落ちてきました。