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気になる冬の天候は?

2007年09月26日 | 天気
気象庁は25日、12月から来年2月までの冬の予報を発表しました。
図の通り、数字上は各地で平年並みの寒さの冬になると予想しています。

今夏猛暑をもたらしたラニーニャ現象はこの冬まで続くことが予想されています。ラニーニャ時の冬の天候は、北・東日本で「やや低温」、西日本で「低温」となる傾向があります。一方、スーパーコンピュータによる計算結果からは今冬は「やや高温」傾向が予測され、また近年の天候の特徴からも東・西日本は「やや高温」傾向にあります。
したがって、総合的に判断して今冬は平年並みの寒さという判断に至ったのでしょう。ただ、正直なところ現段階では何とも言えないというのが本音だと思います。
冬の天候に最も大きな影響を与える北極寒気の動向のシグナルも現時点では明瞭でなく、仮に北極寒気が放出期となった場合には、ラニーニャ現象の影響も加わって、強い寒気の影響を受ける可能性もあります。
したがって、期間を通して平年並みの寒さであったとしても、寒暖の変動が大きくなる可能性があると言えます。

というわけで今のところはっきりとしたことは言えませんが、今後発表されていく最新の3ヶ月予報等に注目していきましょう。

※画像は、今冬(12月~2月)の平均気温の確率予報。気象庁HPより引用。