4月3日(日)出産議員NW&子育て議員連盟の勉強会に参加しました✌
テーマは「NPO法人高卒支援会の不登校・ひきこもり支援」
講師は高卒支援会の竹村聡志さん。
高卒支援会は、不登校、高校中退、引きこもりなどで進路に迷っている小学生から20代前半までの若者を支援している相談機関、フリースクール、通信制サポート校です。
活動は、相談事業、フリースクール、通信制サポート校の他、訪問支援、e-スポーツ、インターン・ボランティア育成事業などを行っています。
子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち自律し社会に貢献する未来を実現することを目標にしています。
養老乃瀧とLEC東京リーガルマインドから教室の無償提供を受けています。
自治体との連携では世田谷区と渋谷区の事例があります。
不登校は文科省の定義で30日以上の欠席、引きこもりは厚労省の定義で6ヶ月以上社会との接点がないことです。
高校転学制度は東京都大阪にしかないそうですが、合格率は30%と低いようです。
規則正しい生活支援のため、モーニングコールから始まって生活改善合宿や学生寮もあるそうです。
自学自習が基本の通信制高校では公立で40%、私立で11%が卒業できないそうです。
アウトリーチ支援では両親も参加します。
20代前半までが対象で、それ以上だと自我か強くなって難しくなるようです。
高校は全日制91.7%、定時制2.4%、通信制5.9%でここ数年通信制が増えています。
不登校は全国で18万人、高校中退は5万人と言われています。
自治体の教育センターで相談するのは12%(22,000人)
課題としてはもと校長先生が管理したりしていて若者の考え方とは隔たりが大きいようです。
通信制高校でも大学に行くのは17.6%、専門学校17.6%、就職18.9%です。
問題提起としては、本人の自主性に任せると不登校や引きこもりは減らないことが明らかで、8050問題は子どもが低年齢の期間に対応することが必要です。
公的機関の利用率が低い、フリースクールの料金が高い、アウトリーチ支援の重要性、高校生以上の居場所が少ない、年齢によって自治体の対応が縦割りなど課題も多いです。
SSWなどの支援も始まっていますが、本人に会えないと親と話して帰り、訪問件数はカウントするなどなかなか実態が伴っていないようです。
自治体としてフリースクールに補助金をだすのも基準設定が難しいようです。
☆
国分寺市でも小・中学校の不登校は年々増えていて100人を超えています。
トライルームがありますが(適応指導教室とは今は言わないそうです(-_-;))人数の増減に一喜一憂したりしています。
ご本人やご家族にとっては深刻なことですがなかなか個別対応が上手くいっているとは言えない現状です。
はっきりしているのは早期対応が効果があるということと自治体だけの対応では限界があるということでしょうか❔
以前、不登校経験のある当事者の方のお話を聞く機会がありましたが、日本は義務教育課程でドロップアウトするとその後がすごく大変と言っていました(-_-;)
そうなると教育制度全体の問題になりますかね❔
8050問題も9060問題へ移行すると言われていて大きな問題です(-_-;)
いろいろと考えさせられました。
息子と話しましたが、最終的に働いて自分で稼げるようになればOKじゃないか、と言ってました。
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