10月16日(金)国分寺市議会で日野市にある浅川清流環境組合の可燃ごみ処理
施設を視察見学しました。
浅川清流環境組合は平成25年3月に日野市、国分寺市、小金井市の3市で燃や
せるごみの共同処理をすることの覚書を締結して27年に組合議会ができ、施設の
建設が進み、令和2年4月から本格稼働しています。
私は平成29年4月から31年3月まで組合議会の議員をつとめ、副議長として地鎮
祭にも参加させていただきました。
市議会としても何度か建設の模様を視察しましたが、昨年10月に予定していた
視察は台風のため中止になり、今年4月の竣工式もコロナの影響で中止されたの
で、完成してから初めて視察でき、この間の苦労を思うと感無量でした。
3市から搬入された燃やせるごみはプラットホームからごみピットに投入されます。
1日150台から200台のごみ収集車が来て、割合は日野が5割、国分寺3割、
小金井は2割だそうです。
ごみピットでは1週間分のごみをためることができます。クレーンで撹拌して焼却炉
に投入されます。
3市のごみ袋は色が違い、また燃やせるごみの種類も若干違っています。
焼却炉は1日114トンのごみを燃やせる炉が2つあり、850℃以上の高温で燃や
し完全燃焼させダイオキシン類の発生を抑えています。
中央制御室で34名が4日ごとのサイクルで働いています。(中央制御室は撮影禁止)
ごみを燃やした熱をタービンで回し発電しています。
またろ過式集じん機で有害物質をフィルタで集めています。
処理された排ガスは高さ85メートルの煙突から排出されます。排出される有害
物質は大変厳しい基準値をクリアしています。
当日は煙突の階段は登れませんでした。400段あり、登るのに10分かかるそう
です。
☆
6月と7月に水銀混入により測定値が基準を超えてしまいました。
短時間で基準値内になりましたが、今後誤解を与えないように公表仕方などを
検討していくそうです。
誰が入れたかわからないので、各市とも再度のごみの分別の徹底を周知しま
しょう。
15日から3市で水銀の回収キャンペーンをおこなっていますので、ご協力をお願い
します。
また、コロナの関係でごみの量が多く、余力10%のぎりぎりだそうです。さらなる
ごみの減量にも努めましょう!
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