10月17日(土)国分寺労政会館でごみ・環境ビジョン21主催の市民ごみ大学
セミナーに出席しました。
テーマは「多摩地域のごみ、さらなる減量を進めるために」です。
第1部は東洋大学名誉教授でごみ減量資料室代表の山谷修作さんの講演で「多摩地域
のごみ減量政策を俯瞰する」でした。
多摩地域は全国でもごみ総排出量が圧倒的に少なく、人口10万以上50万未満の市で
1人1日当たりのごみ総排出量ベスト10で8市が占めています。
分別の徹底やごみの有料化でごみ減量は進んできてますが、処理費用は横ばいから
増加傾向にあるのは課題です。ごみ処理施設の建て替えから20年以上経過している
ため、修繕費や維持費が増えていることが要因のようです。
今後の課題としてはごみ減量をいかに費用低減につなげるか、ごみ処理サービスの向
上(GPSシステムを活用)、ごみ処理施設活用の高度化などです。
☆
第2部は武蔵野市の環境部ごみ総合対策課ごみ減量推進係、指導担当の菅野詩郎さん
の「武蔵野市の事業系ごみ対策について」のお話でした。
武蔵野市では平成13年に過去5年間で事業系ごみ量が5000トン増えて15818
トンになってしまい、紙類や廃プラスチックの分別徹底、生ごみの資源化事業系ごみの
手数料改定、立ち入り検査の強化、出前説明会の開催などで大幅減量に成功した事例
のお話でした。現場の生の声が聞けて良かったです。立ち入り検査もごみを出す直前に
しないといけないため、夜中や明け方に出向いて行っていたのには感心しました。
ごみの問題はどこの自治体もかかえている問題なので大変参考になりました。
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