6月28日(水)第35回貧困問題オンラインセミナーに参加しました。
テーマは「官製ワーキングプア」
講師は白石孝さん、元荒川区職員労働組合の書記長でした。
貧困問題オンラインセミナーは足立区議のおぐら修平さんが定期的に主催しているセミナーです。
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官製ワーキングプアとは国や地方自治体で働く非正規の労働者のことで収入や待遇等の面で不遇な状況にあります。正規雇用とほぼ同等の労働である場合は賃金に格差があるなど民間の非正規雇用と同様の問題を抱えていています。また、労働契約法やパート労働法も適用されないことも問題になっています。
2020年の総務省調査では非正規は地方公務員全体の29%で112万人。
特に住民に身近な市区町村では40%になっていて民間の非正規率36%を上回っています。
そのうち76.6%が女性です。
職種別では相談員、保育士、図書館、学童などに多いです。
会計年度任用職員に制度変更された後に期末手当が支給されるようになり、来年からは勤勉手当もつくようですが正規職員との収入格差は依然としてかなり大きいです。
仕事の内容が違うからと言いますが、実際の職場ではっきりと分けられているのか難しいケースもあると思います。
フルタイムの会計年度任用職員は20%で80%がパートタイムの会計年度任用職員ですが、正規職員との勤務時間差は15分です。
また1年ごとの任用では長期的な保証がなくとてつもなく不安定な仕事と言えます。
いまや地方自治体の仕事は非正規の方がいないと回りません。
少しでも待遇改善できるようにしていかないといけないと考えます👊
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