11月7日(木)は開会式。
全国市長会の会長・立谷秀清相馬市長の開会挨拶。
地元開催市長の中重真一霧島市長挨拶。
来賓祝辞の三反園訓鹿児島県知事はまさかの欠席で副知事が挨拶代読。
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基調講演は志學館大学人間関係学部教授の原口泉氏。「鹿児島の歴史から
学ぶ防災の知恵」
南九州では約3万年前に火山が爆発してシラス台地が生まれた。火砕流が
堆積して温度の低下とともにガスが抜けて空洞や亀裂がたくさんできた。これが
「ガマ」である。食料や農具、肥料の保管庫、集会所、防空壕などさまざまな用途
で使われた。2005年に鹿児島市内の中学生4人が一酸化中毒で死亡したあと
埋められていった。
江戸時代は「門割制度」という防災農法があった。4~5戸の農家ごとに田畑を
割り当てて、一定期間ごとに割り変えをする制度。たとえ災害被害があっても
、直ちに全員で復旧にあたり、被害を受けた人も受けなかった人も公平にくじ引
きで新しい耕地が配分される。また、その耕地は塊でなくあちこちにあり、災害で
全滅することを防いでいた。領主にとっても一定の年貢を確保できるので農民に
とっても領主にとっても都合の良い制度だった。災害を前提として制度があった。
農耕社会から工業社会、IT社会を経てこれからはAI社会へと変わっていく。
現在は仮想空間と現実空間がMIXしている。克災のためには4キロ、10キロ
圏のコミュニティーをつくっていかなければならない。
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主報告は霧島市長の中重真一氏。「霧島市の防災の取り組み」
霧島市は平成17年11月7日に1市6町の合併で誕生した県内2番目の人口
12万の都市。
日本初の国立公園、お茶と和牛、霧島神宮、坂本竜馬が日本で初めて新婚旅行
に来たことなどで有名。
2011年の新燃岳の噴火が300年ぶり。この時の対応からいろいろなことを学び
2018年の噴火では、迅速に対応し情報は正確かつ迅速に流すことになった。
また、「環霧島会議」を霧島山を取り巻く5市2町で構成し、防災マップの作成や
協議会を開いている。
近年、全国的に多発する大規模な災害では自助、共助、公助の連携が必要で
ある。
とのことでした。
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一般報告では、尚絅大学人文社会学群長の田中重好氏の「災害とコミュニティー
=地域から地域防災力強化への答えを出すために」
広島市長松井一實市の「平成30年7月豪雨災害における広島市の対応と取り組
みについて」
を聞きました。
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2日目はパネルディスカッション。
追手門学院大学教授の田中正人氏の「防災とコミュニティー」
三島市長の豊岡武士氏の「安全・安心なまち三島をめざして」
海南市長の神出政巳氏の「防災活動を通じた地域との連携」
専修大学人間科学部教授の大矢根淳氏の「コミュニティ・レジリエンス醸成のカギを
さぐって」
香川大学地域強靭化研究センター特命准教授の磯内千雅子氏の「目標と限界を
共有する戦略的な連携計画」
霧島市国分野口地区自治公民館長の持留憲治氏の「地域コミュニティーの強化を
目指して」
それぞれお話のあと、会場との質疑応答もありました。
参加費は10000円。両日ともお弁当が出ました。
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桜島は7日に3000mくらい噴火して、私たちは珍しかったですが、地元の
人は落ち着いていました。8日午後5時には爆発的噴火で噴煙が5500m
に達して1955年から最大だそうです。今後も噴火が続く可能性があるそう
です。大丈夫かしら?