及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

12月議会一般質問

2015-12-15 09:36:10 | 日記
11月26日から12月議会が始まり、27日に一般質問しました。

今議会から本会議のみインターネットのライブ中継をしていますので、興味のある方はそちらも

ぜひご覧ください。



1.前回質問したことの確認=西国分寺駅東口について

(1)高速バスはどのくらい人が乗っているか?→大阪行き、仙台行ともに平均30人前後で

西国からは2~3人乗っている。

(2)武蔵国分寺公園東側の公園側に昼夜車がとまっていて近隣の人が迷惑している。駐車禁止の

標識をふやしてほしい。→交通管理者である小金井警察と継続して協議していく。



2.西国分寺駅北口について

(1)まちづくり協議会ができて北西25ヘクタールで基礎調査をしているが、現状について?

→上位計画の位置づけ、人口、土地利用、公共交通、土地建物、土地基盤の状況を調査している。

アンケート調査を2種類(=1.地域住民と土地建物所有者、2.駅利用者)行っている。1は1600件配布して

36%回収、2は1100件のうち500件回収した。

○駅利用者は28000人なので幅広い意見を聞いていただきたい。

(2)今後の予定は?→基礎調査をふまえて将来のまちづくりの計画をつくっていきたい。

(3)区画整理と再開発の違いは何か?→道路や広場をつくるのが区画整理で公共施設や建物をつくると

再開発になる。

(4)今は駅前に緊急車両が入れないため高い建物がたてられないが、大きな道路を通すのか?

→道路などの都市基盤を整備していく。

○国分寺駅北口のように50年もかからないように。丁寧に話しあい多くの人の意見を聞いてすすめて

ほしい。



3.国分寺市まち・ひと・しごと創生総合戦略について

(1)出生率について=平成25年で1.21で多摩26市中20位で低いがどう考えているか?→人口密度が

高いと出生率が低いという状況である。

○数値目標が1.33だが、国の希望出生率1.80、東京都1.76にくらべ低いのはなぜか?→近隣自治体の

平均数値1.33を目指すことにした。

○目標にしては低すぎる。努力しなくても達成できるかもしれない。少し高めに設定して努力する

過程が必要。完全に守りの姿勢なので、発想の転換をしていただきたい。→見解が分かれる。

○出生率は難しい。人口を維持できる人口置換水準は2010年では2.07だが、日本は1975年から2を

下回り、2005年が1.26と最低でその後微増で去年また少し下がった。出生率の低下はまだ原因が

わかっていないので対策もうてない。

非正規労働者が4割で、非正規の人は正規の人にくらべて結婚している人が半分。内閣府の「少子化

社会対策白書」で理想の子ども数に届かない理由の一番は「子育てや教育にお金がかかりすぎる」で

60.4%。雇用環境などを大幅に転換していかないと難しいと思う。


(2)25才から39才までのいわゆるファミリー層の転出増加が課題であるがどう分析しているか?

→出生率は大前提として未婚の解消が必要である。

ファミリー層の転出については。市は利便性は良いが家庭をもつと地価や家賃が高くてほかへ移っていく

のが読み取れる。


(3)民設民営保育所の整備について順調か?→来年4月が3園173名増、29年4月が3園183名増で356名。

目標の500名に144名下回っている。国が目標数値を40万から50万に引き上げたので計画の見直しが

必要かと思っているが、誘致だけでなく既存園の定員見直しも考えていく。

○少子化は大きな問題なのでまた別の機会にとりあげたい。出産は大仕事なので、簡単に人数何人と

言われたくない。


(4)近隣市との公共施設の共同利用について=国立駅高架下は理解できるが、国分寺駅北口公益フロア

を小平市と合同で公共サービス窓口設置とある。どこまで話がすすんでいるのか?→経済効果、費用

分担について慎重に検討している。

○広域化は必要であるが市の床を使うのであれば正当な手続きをふんでいただきたい。



4.都市計画マスタープランについて

(1)おおむね20年後をめざすとあるが、市の総合ビジョンの4年づづ8年を超えているのはどう考えるか?

→都市計画は実現に時間がかかる。中長期の見通しが必要である。


(2)まちづくりのテーマ「活気ある暮らしやすいまち こくぶんじ」があまりに平凡。こくぶんじに

他の都市の名前を入れても通用する。公募して市民の人から広く意見を聞いたらいかがか?→市民の

方からいただいた意見で、活気、または暮らしやすいというキーワードが多かった。


(3)バリアフリーとユニバーサルデザインが本文にはあるが市報の概要版になぜないのか?また、駅が

バリアフリーで防災センターがユニバーサルデザインだがこの違いは何か?→概要で書ききることが

できず反省している。駅、公共施設では歩行者の通行の通行の支障からバリアフリーを防災センター

では避難時に円滑かつ誰もが利用しやすい機能ということでユニバーサルデザインをつかっている。



5.中学校の成績評価について

他市にくらべて国分寺の中学校は成績評価が厳しいという意見をよく聞くが、どう考えるか?

→以前から国分寺の中学生は成績が良いと思っている人が多い。評定については他地区と比べて

特段甘いとか辛いとかはない。特徴としては2や1が少ないが、評価は適正におこなわれている。

○平成16年に相対評価から絶対評価にかわった。絶対評価のデメリットは教師の主観に左右されやすく

評価が全体として高くなる傾向があるといわれている。

観点別評価表がわかりにくい。1.関心・意欲・態度、2.思考・判断・表現、3.技能、4.知識・理解

の4項目でそれぞれABCがつく。たとえばテストがよくてAでも他の評価が全部BだとABBBで

3になっちゃう。あらゆる場面でよく説明してほしい。



6.特別支援学級について

(1)小学校にあがる時の就学相談の流れについて説明してください。→相談して就学支援ファイルを

作り、関係者で個別支援委員会を開いて審議し、どの学校がその子が一番伸びるかを判定する。

○平成25年に学校教育法施行令が改正されて、インクルーシブ教育の観点から就学時に障がいの

ある子どもは特別支援学校に原則就学するという従来の仕組みを改め、総合的な観点から就学先を

決定することが適当であると改正されたが、国分寺では特にそれまでと変わっていないのか?

→最終的には保護者の要望を受け止めて決定している。障がいがあってもなくても一緒に共生していく

という理念が基本計画にある。

○「みんなの学校」という大阪のインクルーシブ教育をやっている映画を見た。みんなが助け合っていて

大変だけど良い学校だった。本市でも校舎の構造もあるが、下駄箱は一緒にして給食や体育などできることは

一緒にやって、勉強は個別でも仕方ないが、交流の時間を増やさないと友だちができない。

以前視察した特別支援学校の先生がこの子たちに成人式の二次会に呼ばれるようになってほしいと言っていた。

同じクラスでないと二次会にはよばれない。


(2)通級制度が変わるが、今後について教えてほしい。→平成30年から実施する。今までのように子どもが

移動するのでなく、先生が移動する。学校にはほかに支援員が常駐してさまざまな支援ができるのでメリット

も多いと考えている。