本とパンのあるくらし

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少女雑誌「乙女の友」

2018年09月08日 | 小説
昭和初期、少女雑誌「乙女の友」を作り上げ、世の中の少女達に夢と希望を与え続けた人達。

その雑誌社で働く波津子の日々を描いた小説を読みました。

「彼方の友へ」 伊吹有喜

    

少女の雑誌なのに、意外にも男ばかりの雑誌社で働くことになった波津子。
色々と大変です。

でも彼女なりに頑張って、大御所の作家のところへ原稿を取りに行くところなど、とても面白いです。

昭和12年、今からは想像も出来ないぐらい男社会だったんでしょうね。
辞めさせられそうになっていた波津子が、次第に認められていくところ、よかったです。

波津子の上司である有賀主筆、可愛い挿絵を描く長谷川純司氏など、脇役も魅力的。

おすすめの小説です。

この小説はフィクションですが、実際「少女の友」という雑誌があったようです。
戦前から戦後にかけての「少女の友」読んでみたいです。

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コメント
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