鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

カモカモ、エブリバディ その③ 2022年春のまとめ

2022年05月14日 | カモ類

すでに冬ガモ(北から渡ってきて越冬するカモ)は、4月中に地元の池からはいなくなってしまったが、この冬のカモ事情を忘れないようにまとめておきたい。

この冬飛来したカモは、私が把握している範囲では、マガモ・ハシビロガモ・コガモ・ヨシガモ・オカヨシガモ・オナガガモ・ヒドリガモ・ホシハジロ・キンクロハジロの9種。ここ数年では最多だった。(過去に飛来したことがあって、この冬見られなかったのは、シマアジ・トモエガモ・オシドリ)

個体総数は、ピーク時で200羽を越えた。これもここ数年では最多だった。

冬ガモの増減の理由として考えられるのは、地元の餌環境と繁殖地での繁殖状況だろう。今年のカモたちの様子を観察すると、ほとんどが池の水草(沈水植物)を食べていることがわかる。

地元の池は、3区画に分かれていて、そのうちの1区画は水草を刈り取ってあったが、そこにはカモはほとんどいなかった。

▲いろいろな種類のカモたちが入り混じって、水草を食べている。

では、となりの公園ではどうだろうか。出かけついでに携帯で様子を写真に撮った。オナガガモとキンクロハジロが合わせて10羽ほどしかいない。

▲隣の公園の様子

このことから、冬ガモは全国的に多いというよりは、地元の池に集中的に集まってきている、その理由は餌環境(水草)が豊だからと言えそうだ。

地元の公園の餌環境は、近い例では、二つの大きな変化があった。2007年に始まった「餌やり自粛キャンペーン」と2014年から3回行われた「かいぼり」だ。

また、自然文化園は、1966年から池に生息する池のカモ数を調査してきている。その調査を参照しながら、個体数の変化が顕著なカモは何かを調べてみた。

●ヒドリガモ

 ヒドリガモは、過去の1966年~2012年にはほぼ記録がない種で、私はかいぼりが終了した2019年に初めて飛来を確認、昨年は二けたを数えたが、この冬の最多時は、三桁になり、全冬ガモの半数がヒドリガモという状態だった。池はヒドリガモの「ミュ~ミュ~」というような鳴き声が途切れなく響いていた。盛んに水草を食べる。特にオオバンが潜って採ってきた水草を横取りするような行為も頻繁に見られた。

▲オオバンにマンツーマン(鳥ツー鳥)ではりつくヒドリガモたち

●オカヨシガモ

 オカヨシガモも、過去の記録には載っていないカモで、私は地元で初めて確認したのは、やはりかいぼり終了後の2019年。その後毎飛来し、今年は多い日には二けたを数えた。

▲逆立ちして水草を採るオカヨシガモ

●ヨシガモ

 ヨシガモについては、前の記事に書いたので省略。

以上の3種が、かいぼり後に飛来するようになった冬ガモで、3種とも水草を盛んに食べていた。餌環境に惹かれて集まってきたカモたちなのだろう。

●オナガガモ

 オナガガモは、過去の記録を見ると、飛来数が一番多い種だったらしい。特に1991年~2003年までは、毎年ほぼ4桁を数えていたようだ。しかも、このカモは餌やりに一番よく反応するカモだった。

▲これは隣の公園の過去(2004年~2005年)の餌やり風景だが、オナガガモが多いことがわかる。

地元の公園で「餌やり自粛キャンペーン」が始まった2007年後、オナガガモは一気に減り、最近は飛来しても一桁代という状態だった。しかも、動物園に飼われている水鳥の餌をくすねることもあったくらいだ。しかし、今年は、しっかり水草を食べているのが確認でした。

▲みんな仲良く逆立ち

●マガモ、ハシビロガモ

 この2種は、あまり劇的な変化のない種だ。今年も数個体が一冬を通して見られ、どちらも水草を食べていた。

▲きれいな繁殖羽になったマガモの♂

▲ハシビロガモはだいたいこの4羽がまとまっていた。

▲きれいな繁殖羽になったハシビロガモの♂

●コガモ

 コガモは1960年~1970年代にかけて、池の優占種だったらしい。500羽ぐらい飛来した年もあったとか。しかし、オナガガモが優占種になったころ、どんどん数を減らし、池に寄りつかなくなった。今年驚いたことは、かなりの期間池に滞在したこと、時には、他種のカモたちと混じって一緒に採餌している姿も見られたことだ。それぐらい豊富な水草は、コガモにとっても魅力的だったのだろう。

▲他のカモに紛れていたコガモのメス

●キンクロハジロ

 キンクロハジロは、「餌やり自粛キャンペーン」の直前がピークで、毎年三桁の数飛来していたが、キャンペーン後少なくなった。以前は池には餌をもらうか、休んでいるかの姿しか見られなかったが、かいぼり後は池に頻繁に潜るようになった。一度橋の上からキンクロハジロの潜る様子を観察してみたことがある。水草を千切る様子はなく、何か水草についているものを採っているのではないかと思ったが、はっきりはわからなかった。

▲潜るキンクロハジロ

●ホシハジロ

 ホシハジロは1990年代から飛来するようになったカモだ。餌やり中は、キンクロハジロと混ざってよく餌を取り合っていたが、キャンペーン後減った。しかし、かいぼり後にまた増えてきて、時にはキンクロハジロを越えたこともある。

▲ボート池に集まるホシハジロ。

餌やりが行われていたころから池に飛来していたカモたちは、比較的人慣れしていて、ボートが行きかう池にも平気で泳ぎ回っていることが多く、新参のカモたちは、ボートが営業中はボート池を避けていたように思う。

休んでいるときはや、猛禽を警戒しているときは同じ種がまとまっていることが多いが、食事中は多種と入り混じる。その方が池が攪乱されて切れ藻などが採りやすいのかもしれない。

冬ガモが多いと、とばっちりをうけるのが留鳥たちで、特にカイツブリは被害を受けた。作り始めた巣に乗られたり、時には集めた巣材を食べられたりしたので、かなり神経質に威嚇していた。カルガモたちも、冬ガモとは行動を別にしていることが多かった。

カモたちが集まる要因になった水草は駆除対称の外来種、コカナダモだ。今後このコカナダモが首尾よく駆除された場合、池のカモ相はどうなるだろうか。今後の推移も興味ぶかい。

 

 

 

 

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カモカモ、エブリバディ その2 ヨシガモ編

2022年04月18日 | カモ類

昨年の12月に冬ガモを取り上げたが、そのカモたちもいよいよ北の国へ帰るときが来た。

1月~2月には200羽ぐらいの冬ガモが地元の池に逗留していたが、今は次々と旅立っていって10数羽ぐらいしか残っていない。

冬に他所から来たご婦人が、「1日見ていても飽きないですね。」と興奮気味に観察していたのが印象に残っているが、その中でも特記すべきこととして、ヨシガモが複数個体逗留したことがあげられる。

▲繁殖羽になったヨシガモのオス

▲ヨシガモのメス

ヨシガモはエクリプス状態の9月ごろ、地元に飛来するが、1週間ぐらいでいなくなるのが常だった。それが2月中旬ごろ、きれいな繁殖羽になってまた飛来。しかも少なくともオス2羽、メス1羽がずっと逗留したのだ。

ヨシガモの繁殖羽をこんなに近くで毎日見られたのは初めてのことだった。(他所でもこんなに近くではみたことがない。)

ヨシガモは、他のカモたちの群れに混ざって、池の水草を食べて過ごしていた。

▲他のカモに混ざっていても、頭部の緑が目立つ。奥にもう1羽いる。

▲2羽のオスは、特に行動をともにはしていない。

水草は逆立ちして採る水面採餌型

案外気が強そうで、他のカモを威嚇したりもしていた。

ディスプレイのような独特な動きもみせてくれた。

▲ナポレオンハットと呼ばれる頭部を膨らませる。

▲飾り羽を際立たせる

▲今まで嘴の上にこんなに目立つ白い点があるのに気づかなかった。

▲メスが近くにいなくても、ときどきやっている。

私がヨシガモを最後に見たのは4月1日。来年もやってくるだろうか。

 

 

 

 

 

 

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ルリビタキ・ジョウビタキ2021~2022

2022年04月13日 | ルリビタキ

地元では春の渡りが始まっている。冬鳥はツグミ・シロハラ・シメなどがまだ残っているが、人気のルリビタキ・ジョウビタキは3月後半に移動してしまったので、この冬のルリビタキ・ジョウビタキを振り返る。

ルリビタキ

12月上旬に、まずきれいな♂が水場に現れた。(以前のブログに載せた)

これと同じ個体と思われる♂はその後例年ルリビタキが逗留する場所で一冬逗留したと考えられる。

▲例年になく用心深いオスで、後ろ姿ばっかり。

▲山に帰るころになると、河川部に場所を移す。

▲私が最後に見たのは3月25日だった。

他所でもきれいなオスを見た人がいるようだが、それが同一個体なのか、別個体なのかはわからない。

メスタイプ

ルリビタキのオスは「遅延羽色成熟」するので、1年目の個体はメスと同じような色をしている。いろいろなバーダーたちが、このメスタイプのオスを見分ける方法を提言しているが、そもそも見分けられないように装っているわけなので、私は敢えて必死に見分けようとはしないことにしている。

この冬は、少なくとも2個体が逗留していた。

▲メスタイプ

▲水場に現れたメスタイプ

▲ミミズを捕らえたメスタイプ

▲別の場所のメスタイプ

ルリビタキは毎年同じような場所に現れる。行動範囲がどのくらいなのか、みんなで情報を交換し合って調べてみるのも面白いかもしれない。

ジョウビタキ

ジョウビタキは、11月末ごろ地元に姿を現した。やや薄暗い林縁部を好むルリビタキと比べると、ジョウビタキは比較的開けた場所を好む。人間に対する警戒心も比較的少ない。

この冬、私は2か所で♂を観察した。

▲河川部に水を飲みに来たジョウビタキ♂

▲河川部の水場に降りてきたジョウビタキ♂

このオスは、ある時期からあまりにも頻繁に同じ場所に現れるので不思議に思っていたところ、他所から現れたカメラマンに餌付けられてしまったことがわかった。カメラマンは椅子に座って日がな一日待ち、2mと離れない場所からジョウビタキを撮って過ごしている。

▲人が来ると餌を要求してくるようになったジョウビタキ

そのカメラマンはやがてミカンを枝にさしたりして他の野鳥も餌付けていたが、警備員に注意されてさすがにいなくなった。ジョウビタキはしばらく同じ場所に出てきたが、現金なもので、餌がないと知れると出なくなった。

もう1羽のオスは、これも例年見られる場所に現れた。この冬その場所は人が入れないように閉鎖されていたのだが、その間、ジョウビタキが広場を自由にのびのびと飛び回る自然な様子が観察できて、私はかえってよかったと思っている。

▲別の場所のジョウビタキ

▲目の前で餌を探す

やがて公園が人間に解放された。あるとき子供たちの集団が走り回って遊んでいたが、ジョウビタキは気に留める風もなく、現れた。

▲ジョウビタキ♂の背景に子供の姿

しかし、カメラマンがジョウビタキを追いかけて撮ろうとすると、やはり逃げる。結局自分に無関心な人間は気にしないが、追い回す人は警戒するのだ。

ジョウビタキのメス

メスも少なくとも2羽はいたと思う。同時に2羽見た人がいるからだ。

メスはさらに警戒心が少なく、どんどん人に近づいてくるので逆に焦る。

来冬も、ルリビタキやジョウビタキたちにとって魅力的なフィールドでありつづけられるよう地元の自然を守っていきたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

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タシギ観察記

2022年03月17日 | シギ・チドリ類

11月末に地元の河川部でタシギが発見された。タシギは冬鳥で、東京都のレッドデータによれば、[VU]絶滅危惧Ⅱ類になっている。近隣の河川部でもときどき見たことがあるので、私にとってはそれほど珍しい鳥という認識はなかったが、地元で見たのは初めてだった。地元で見られるということは、継続して観察できるチャンスでもある。

最初は、発見した人に教えてもらって見ることができたのだが、その後自分で見に行っても、なかなか見つけることができなかった。じっと潜んでいるとあたりの様子に紛れて目につかない見事な保護色なのだ。それでも、毎日見つけているという人がいると聞いて、諦めずにときどき探しに行き、何度か見つけることができた。

▲遠目で見るとこんな感じ。目を凝らさないと見落とす。

タシギは、発見された11月下旬から、3月上旬まで、毎回ほぼ同じ場所にいた。

その場所で採餌行動を取ったり、休憩したりして一冬過ごしたのだと思われる。

ネットには「食性は動物食の強い雑食で昆虫類、節足動物、甲殻類、種子等を食べる。主に夜間に採餌するが、安全な場所では昼間も行動する。」とあった。地元に飛来したタシギは昼間も行動していたので、安全な場所と認識されていたのだろうか。

採餌は、長い嘴を柔らかい地面や水の中に突き刺して、獲物を採る。確認出来た獲物はミミズで、その時は獲物をくわえて水場にもっていき、洗うような行為が見られた。これは、同じ仲間のオオジシギもやっていた行為である。水中ではどんな獲物を捕っているのか確かめることができなかった。驚いたことに、嘴の先2cmぐらいを自由に動かすことができるらしい。嘴の先に餌を探知する感覚もあるのかもしれない。

▲ミミズを捕らえて水辺へもっていき、洗う。

▲ミミズを食べる。

▲水中の獲物を探す。

嘴は泥だらけになり、時には頭も汚れるからか、採餌中にいきなり羽繕いや頭をかく行為を始めることがある。突然動きを止めて休憩態勢になることもある。近くにコサギやカルガモが来ると警戒する。とても警戒心が強いとあった。日向で羽を緩めて休むこともあれば、嘴を背中に入れて本格的な休憩をすることもあった。残念ながら飛ぶところはみられなかったが、あるいて移動するときは結構素早い。

▲脚でカキカキする

▲羽繕い

▲エンジェル・ポーズ

そんな一連の動きを動画で撮ってみた。(1分以上あります。)

https://www.youtube.com/watch?v=TStchlPpRaY

 

▲羽を緩めて日向ぼっこする

▲嘴を背中に入れてお休み態勢

タシギは人間にとっておいしい鳥なのだそうで、ネットにレシピも載っていたのがちょっとショック。日本で鳥獣保護法により狩猟鳥獣に指定されている。

タシギはこの河川に以前にも飛来していたのに、今までは誰も見つけなかったのかもしれない。この冬はこの程度の観察しかできなかったが、来年も飛来してくれるとうれしい。

 

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リュウキュウサンショウクイ

2022年03月05日 | 野鳥

この冬の地元の野鳥について、特記すべき特徴の一つは、リュウキュウサンショウクイ(亜種名)が逗留したことだ。

リュウキュウサンショウクイは、2016年にも地元に現れた。その時初めて、今まで沖縄地方などに留鳥として生息していたリュウキュウサンショウクイが、最近関東地方まで生息地域を広げてきていることを知った。(過去のブログに載せている。)

その時は、たった1羽、通りすがりの1日だけの滞在だったが、今年は複数個体が一冬11月~2月までは滞在した。(最近目撃例を聞かない)

滞在期間中は、エナガなどの混群とともに行動していることが多かった。

▲この色の薄目な個体はメスなのかもしれない。

動きはムシクイ類ににていて、主に樹木についている昆虫(カメムシやクサカゲロウ等)やクモを捕食しているようだった。

▲捕食したのはツヤアオカメムシのようだ。

▲こちらはスギドクガの幼虫のようだ。

▲クモヘリカメムシかな?

冬の樹木にこんなにいろいろな昆虫がいることに、逆に驚かされた。

今は、混群を構成していたエナガやシジュウカラたちも、それぞれペアになって営巣準備を始めている。

リュウキュウサンショウクイたちは、この後どこで営巣するのだろうか。

ネットで調べると、神奈川県では繁殖例があるらしい。リュウキュウサンショウクイの北上は、単純に温暖化の影響とは言えないという説もあった。その説によれば、夏鳥のサンショウクイが減少し、そのニッチに広がってきているそうだ。

今後どうなっていくのか知りたい。

 

 

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水場の鳥たち②

2022年02月19日 | 野鳥

秋、急に水場に現れる鳥の一番手は、ヒヨドリだ。水場周辺がヒヨドリの声でかなり賑やかになり、集団で現れる。

シジュウカラやメジロ、新参の渡り鳥などをたいてい追い払い、騒がしく水を飲みに来る。

(しかし、毎年繰り返されるこの光景をめったに写真には撮らなかった。)

▲水場に現れたヒヨドリ

▲シメとヒヨドリ

ヒヨドリたちは水を飲むばかりではなく、やはり水場の周りの木の実を目当てに来ていることが多い。

▲エノキの実を狙うヒヨドリ

▲イイギリの実を狙うヒヨドリ

▲これはサカキの実だろうか。その他クロガネモチも水場のまわりに生えている。

また、ある日には、一年を通して水場にはめったに現れないムクドリも複数個体現れた。

▲水場に現れたムクドリ

▲ムクドリの目当ても落ちているエノキの実のようだ。

オナガの群れが大挙して現れた日もあった。

▲水場に現れたオナガの群れ

▲水場の横に生えているモミジに、エノキの実がひっかかっていて、それを採取している。

さらに、ハシブトガラスもやってきた。

▲水場に現れたハシブトガラス

▲水場の上のエノキの実を食べるハシブトガラス

これらの鳥たちも、現在はほとんどやってこない。

みな他所で他の餌を食べて、その近くの水場(川や池、木のうろに溜まった水など)で水を飲んでいることが多い。

でも、木の実の有無にかかわらずやってくる常連さんももちろんいる。

▲シジュウカラ

▲メジロ

▲エナガ

▲ウグイス(冬の常連)

▲アトリ(冬の常連)

冬の鳥たちの一番の目当ては、とにかく食べ物を見つけて生き抜くことなので、餌場中心の活動になるのだろう。

春になれば、また繁殖場所や子育て場所をめぐって活動するので、水場に現れる鳥たちの様子も変わってくるかもしれない。

しかし、この冬は、鳥の種類も個体数も少ないように思う。

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水場の鳥たち①

2022年02月18日 | 野鳥

地元の公園のバードサンクチュアリ内には水場がある。

トラツグミが飛来して頻繁に水場に現れたころ(11月~1月半ば)は、実は他の鳥も入れ替わり立ち代わり現れていた。

しかし、現在は閑古鳥状態。水場を観察する窓にもほとんど人がいない。

初冬、この水場はなぜ繁盛するのか。

水場を訪れた冬鳥たち

シロハラ

水場の周りに複数個体居ついていて、入れ代わり立ち代わり現れた。自分は水を飲まなくても、水場に来た他の鳥をよく追い払う。しかし、現在は他所に移ってしまったようだ。

▲シロハラは一時7羽ぐらいいたらしいが、今はほとんど来ない。

アカハラ

▲アカハラは、通過個体で、居つかない。

シメ

▲シメは今でも時々水場に現れる数少ない冬鳥だ。

ツグミ

ツグミも複数個体水場の周りに居ついていた。水を飲み、水浴びするだけでなく、落ちている木の実(エノキ)を採餌する様子も見られた。

▲11月上旬に水場に現れたツグミ

▲水を飲んだり浴びたりするばかりではなく、落ちているエノキの実を採餌している。

イカル

私が水場でイカルを見たのは1回のみ。通過の途中で立ち寄ったようだ。

ルリビタキ

ルリビタキも、渡ってきたころは、ときどき水場に現れたが、今はめったに来ない。

▲青いオスと青くないメスタイプのルリビタキ(メスか若オスか)

クロジ

クロジが水場に現れるのは極めて稀なことだ。昨年もこの時期に見られたが、それは誰かが水場に餌を撒いたからだった。今年も撮った写真をよく見ると、岩場の周りに餌が撒かれていた。(以下の写真には写っていないが。)

水場に現れた冬鳥たちを観察してみると、ただ、渡りの途中で立ち寄った場合と、水場の周りに餌(木の実など)があるので居つき、ついでに傍の水場を利用している場合があるように思う。それらの種は、餌がなくなると、特にこの水場を利用するメリットもなくなり、来なくなってしまったのではないか。

そのことは、留鳥たちの行動を見ても当てはまりそうだ。

つづく

 

 

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トラツグミ観察記 2021-2022

2022年01月23日 | ツグミ

今年は寅年なので、新春第1回の記事は、トラツグミかなと考えていたのだが、思わぬ展開となってしまい、新春にふさわしい記事にはならなくなった。

昨年の11月末ごろ、トラツグミは地元の公園の水場に現れた。

他所から来たバーダーの方が、小鳥の森でトラツグミを見たと聞き、きっとほどなく水場に現れるだろうと予測したが、その通りになった。

最初の日は、水場に姿を現すと、まず用心深く水を飲み、ゆっくりと水の中に入った。そして、旅の垢を落とすかのように、入念に水浴びを始める。

▲水場に姿を現したトラツグミ(2021年11月29日)

▲水浴びするトラツグミ

▲羽繕いするトラツグミ

それからは、トラツグミは毎日のように水場に姿を現すようになった。

岩の上の水場にも現れる。

トラツグミは飛んでは来ない。ほぼ必ず地面から岩に上ってきて、また地面に歩いて降りる。

地面で過ごしているからだろう。

この時、たびたび動きを止めてじっとしているときもある。

そのあと、やおら口から木の実の種を吐き出すことが多い。

この行動は、昨年もよく見かけた。

水を何度も飲み、種を吐き出す。

昨年の様子

https://blog.goo.ne.jp/oharu_2004/e/0962775fd1f9124a2cd225b3280a8695

 

種を吐き出す行動は、トラツグミばかりでなく、シロハラやキビタキでもみたことがあるが、トラツグミは水を飲む回数も多く、種を吐き出す頻度も高い。水を飲むのは、種を吐き出すためにも必要な行動なのだろうか。

 

晩秋、この水場に多くの鳥たちが集まるのは、水場としての利便性だけでなく、大きなエノキが生えていることも重要な要素だと思う。

鳥たちは、初めはエノキの実を樹上で啄み、やがて落ちている実を地上で拾う。トラツグミが現れるころは、そうした時期なので、地上でエノキの実を拾い食いしている可能性が高く、丸呑みした実の種をときどき吐き出しているのだと思う。

トラツグミと言えば、トラダンスが有名だ。落ち葉の上を体をゆらゆらとダンスをしているようにゆすりながら、ミミズなどの地中の虫を捕食する場面だ。(昨年の記事にトラダンスの動画を載せた。)

たぶん、手軽に拾える樹の実が無くなり始めると、今度はミミズなどを探すのだろう。1月に入って、かすかにトラダンスをしている様子を見た人がでてきたし、水場の外に出ているのも目撃されるようになった。

そして、悲劇が起こる。トラツグミが水場に1~2日姿を現さなくなったころ、トラツグミの羽が散乱しているのが見つけられた。水場から離れた、いかにもトラダンスをしていそうな場所だった。

オオタカに襲われたのかどうかはわからないが、トラツグミが消えたころ、オオタカがこのあたりに舞い降りたのは目撃している。

▲落ちていた羽毛

以前は、トラダンスをするトラツグミが公園のあちこちで見られた。すぐに隠れることができる常緑樹が生え、落ち葉がたくさん堆積したやや薄暗い場所だ。そうした場所がどんどんなくなり、トラツグミの越冬場所は、小鳥の森に集中するようになってしまったように思う。

私がこのトラツグミを最後に見たのは2022年1月8日だった。遺影になってしまった。

▲遺影

▲最後の沐浴

今水場はすっかり静かになってしまった。

エノキの実が食べつくされ、餌場としての魅力がなくなり、ときどき水を飲んだり水浴びする鳥たちが現れるだけだ。

 

 

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カモカモエブリバディ

2021年12月16日 | カモ類

地元の池のカモ事情。(タイトルには、何の意味もありません。)

いつもは留鳥のカルガモしかいない地元の池に、毎秋渡り鳥のカモたちがやってきて賑やかになる。

その賑やかさが、少しずつ様変わりしてきているようだ。

ヨシガモ

秋になって一番早く現れたのは、ヨシガモ。9月上旬のことだった。2019年、2020年も同じく9月上旬に現れたが、長居はしなかった。今年は、いなくなったり現れたりを繰り返しながら11月までは見られたが、今はまたいなくなっている。

そもそも、今年びっくりしたのは、7月半ばに現れたことだった。

昨年、近くの河川部に繁殖羽になったヨシガモが長いこと見られたことなどから、渡らずに残留した個体だったのかもしれない。今年もどこかに逗留している可能性がある。

オカヨシガモ

オカヨシガモも、2019年ごろから安定して居つくようになった渡りのカモだ。今年も数個体いついている。

ヒドリガモ

ヒドリガモも以前は地元の池では珍しいカモで、ほとんど居つかなかった。何羽かまとまって現れたときは、近隣の池がかいぼりされているので、そこから避難してきたのではないかという話もあったくらいだ。それが今年は30羽を数える日もあるくらい増えて逗留している。

ヒドリガモを惹きつける魅力がある池になったのだろうか。

ホシハジロ

ホシハジロも、かいぼり前は1~2羽キンクロハジロに混ざっている程度だったが、年々増えて、時期によってはキンクロハジロを凌駕する数になるときもある。

ホシハジロのメス

水草を食べるホシハジロ

つまり、ヨシガモ・オカヨシガモ・ヒドリガモ・ホシハジロなどが、かいぼり後に多く飛来するようになったカモたちだと言える。

 

キンクロハジロ

私が地元の公園で鳥見を始めたころ、冬のカモと言えばキンクロハジロだった。一番早く飛来し、一番数が多く、一番遅くまで残っていた。餌やりが盛んに行われていたころは、餌にこぞって集まる姿が目立っていた。水草が生えるようになって、潜って餌取りする姿も見られるようになったカモだ。

ハシビロガモ

オナガガモ

水草を食べるエクリプスのオナガガモ

マガモ

そろって逆立ち採餌するマガモのペア

ハシビロガモ・オナガガモ・マガモは、かいぼり前からいつも何羽か飛来していた水面採餌型のカモたちだ。しかし、当時は採餌する餌がほとんどなく、やはり餌やりに依拠することが目立っていた。オナガガモなどは、餌やりが自粛されるようになると、ちゃっかり動物園の飼い鳥の餌を失敬することもあった。今ではちゃんと水草をとっている。

コガモ

その昔は、コガモが池の主流だったこともあったそうだが、今ではめったに池には現れない。池に続く河川部に居ることが多いカモだ。まだまだ池はコガモにとっては住みやすい場所にはなっていないらしい。

 

餌やりが盛んに行われていたころのカモたち(2004年)

 

このように餌やりに依拠していた時代からかいぼり後に水草が生えてきた時代へと池の環境が変わり、カモたちの行動にも変化ができ、種類も増えてきたと思う。

しかし、今池に生えている水草はほとんど外来種のコカナダモになってしまった。これからまたどんな環境になるのか、それがカモ相にどんな影響を与えるのか、未知である。

ところで、餌やり時代から主流だったかもたちは、どちらかと言えば人慣れしていて、ボートのそば、岸のそばにも平気でやってくるが、新参のカモたちは、なんとなく池の中央にいることが多いように思う。

 

 

 

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カイツブリの子育て 追加編 

2021年12月07日 | カイツブリ類

昨年もカイツブリの子育てのまとめをしたあと、まさかという時期に新たな繁殖を試みるペアがいた。

そのときは、11月末に雛が1羽生まれ、1月8日に姿を消した。結局親が餌を捕れず、雛が鳴いて要求しても与えられないまま弱って死んでしまったと思われる。見ているのが辛かった。

そういう事例があったので、今年又晩秋に繁殖し始めたペアを見て、とても心配だった。

▲10月24日 巣作りと交尾

▲11月8日 卵が1つ

▲3個の卵を抱卵中

雛は予定日より1日遅れて11月30日に1羽目が誕生。続いて2羽目も生まれたそうだが、生まれたときから弱弱しく、親の背に上ることができずに、力尽きて死んでしまったらしい。

次の日には3個目の卵が孵化する。

▲前日生まれた1羽目の雛

▲ひび割れて嘴が見えるが、なかなか出て来られない雛。親も気にしている。

▲やっと体が見えてきた。

▲この子も弱弱しい。

それでも、次の日行ってみると、2羽は無事だと聞いて、一安心したのだが、12月3日には、巣に雛の死体があった。

残った1羽に親はなんとか餌を運んできていたが、雛の口に合うサイズの餌がなかなか捕れないようだった。

▲残ったのは1羽だけ。とても小さい。

そして、今日(12月7日)残った雛も巣の中で死んでいるのを撮った写真を見せてもらった。たった1週間の命だった。

適切な大きさの餌がなかなかもらえない上に、急に寒くなって、力尽きたと思われる。

それでも親は今日のところ巣の上に座っていた。

地元の公園では、この時期の子育てが成功した事例はない。まさか、再挑戦するなんてことはしないでほしいのだが。

 

 

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夏鳥の渡り2021

2021年10月30日 | 野鳥

秋は、日本で繁殖した夏鳥たちが、越冬のため南へ渡るため、地元の公園を通過していく時期だ。

サンコウチョウ・キビタキ・オオルリ、ムシクイ類、カッコウの仲間、エゾビタキやコサメビタキなど、今年も一通りが通過していったようだが、長居しないので、見逃して終わってしまったものも多い。なんとか写真に撮れた3種をピックアップしておく。

エゾビタキ

エゾビタキは、このような葉を落とした木の枝の高いところに止まって、飛んでいる虫などを捕食することが多い。

▲何やら赤い虫を捕まえた。カメムシの仲間だろうか。

▲水場に来たエゾビタキ

サンコウチョウ

毎日のように、次から次へと渡ってきたが、なかなか写真には写せなかった。これは、珍しく低い位置でガガンボを捕らえた瞬間。目の周りがぜんぜん青くないので、若鳥だろうか。

 

キビタキ

キビタキは、毎秋一番安定して見られる。むしろ、もう18年ぐらい同じ公園で見てきたし、写真も撮ってきたのに、同じような写真を今年も撮ってしまう。(今日もキビタキはまだ見られた。)

▲キビタキのオス

でも、ついに冬鳥もき始めたので、夏鳥に出会えるのはまた来春だろう。

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カイツブリの子育て2021 後半③

2021年10月20日 | カイツブリ類

2番子の子育てに挑戦した3組目は、1番子と同じ抽水植物の根元に営巣。無事4羽の雛を孵した。この巣はとても見にくい位置になったので、写真は撮れなかった。

▲巣から出て親と一緒に泳ぎだす雛たち

4番目のペアは、1番子を桜の枝で育て、2番子も同様の方式の巣を作る。これも見えにくい位置だった。

▲3羽の雛が孵っている

▲別の角度から撮った巣の様子。最終的に4羽が孵った。

このペアは、3番子の子育てにも挑戦。例の弁天池のペアが巣の位置を変えたので、そのテリトリーだった抽水植物に営巣を始めた。この巣もピンポイントの位置からしか覗けないとても見にくい場所だったので、写真は撮っていない。

前の弁天池ペアが、仮の巣を作った場所に近い。

▲このときは、卵1個を産むも、抱卵せず最終的に放棄。写真では1番子が卵の上にいる。

子育て中の親が卵を産むと、雛が抱卵のまねのような行動を取ることがよくある。

3番子の巣を作った親は、卵を産んでもよく巣から離れていることが多く、暖める気があるのだろうかと噂されていた。そして、なぜか3個目の卵が他に比べて大きいのではないかとも取りざたされていた。「やけに大きい。」「そう見えるだけか。」「別な鳥の卵?」「托卵?」「親が巣を空けている間に、カルガモが産んだのか。」と。

▲雛が2羽孵る。隙間からなんとか撮った。卵が1つ残っている。

結局、最後の大きい卵は孵らなかった。

▲孵った2羽と、さっそく雛のためにイトトンボを狙う親

もしカルガモの卵だったとしても、そして、もし卵が孵ったとしても、その雛が育つことは難しいだろう。カイツブリの子育ては、カルガモとはかなり違っているからだ。(2年前にカイツブリの同種托卵はあったが。)

世界にはズグロガモのように托卵するカモがいるらしい。カモだけでなく、バン、カモメ、なんと猛禽にまで托卵するという。托卵が可能なのは、雛が完全な早熟性、つまり、卵から孵ったらすぐに独り立ちできるからということだ。カルガモの雛は無理だろうと思われる。でも、こんなこともあるのだ。

 

こうして、2番子・3番子は、合計19羽が孵ったが、そのすべてが無事に育っていったわけではない。

一番最後に浮巣で生まれた4羽のうち2羽は現在行方不明になってしまった。寒さのためだろうか。

残る2羽もはやく大きくならないと、寒い冬は越せないだろう。

▲10月20日の雛たち

カイツブリの雛は、自分で餌が捕れるようになったころも、しばらくピイピイと鳴いている。しかし、その声がだんだん濁ってきて、やがて大人の発声になる。私はこれを「声変わり」と勝手に呼んでいる。池には今、声変わりした、あるいはしつつある雛(若鳥というべきか。)が何羽かいる。

この子たちは、厳しい条件をクリアして生き残り、また次世代に命を繋げていくことだろう。

 

 

 

 

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カイツブリの子育て2021 後半②

2021年10月18日 | カイツブリ類

弁天池と呼ばれる区域を縄張りにしているカイツブリのペアは、毎年営巣場所に苦労してきた。

今年一番子を岸辺近くの巣で育てたペアは、池に垂れ下がる枝に巣材を掛ける方式の巣で2番子の卵を抱卵し始めた。

▲枝かけ方式の巣

いよいよ雛が生まれるかという日、その巣は壊れてしまう。

▲水位が下がって、枝が浮いてしまった。

この区域では、昨年も同様の問題が起きている。

実は、この区域では、2018年、2019年とミズキの枝に作った巣で久しぶりに繁殖が成功した。

ミズキは、枝が混みあっていて、しかも枝先が上を向いているので、巣が安定する。

▲2018年のミズキの巣

しかし、その樹は冬に強剪定されてしまい、2020年の営巣場所探しはまた難航したのだ。

 

ペアは、再度別の場所に営巣して卵を産んだが、その場所は噴水の水がもろにかかるため、続かなかった。

三度目の正直で、浮巣を作る。

▲沈水植物(外来種のコカナダモのようだ)の上に切れ藻や葉を乗せた浮巣

浮巣はとても簡単に作れるが、やはり不安定なので、心配してみていた。

しかし、無事に雛が誕生する。

▲浮巣で4羽の雛が孵った。(9月24日)

かいぼり後、餌が豊富になり、カイツブリたちの繁殖の可否は、営巣場所に左右されることが目立ってきた。

地元のカイツブリたちの巣はだいたい、枝かけ方式・抽水植物方式・浮巣の3種があった。最近は、浅場の造成によって少しずつ抽水植物(ガマなど)の根元に作るものが増えてきている。巣としては一番安定しているかもしれない。

しかし、選択肢は多い方がいい。全部が抽水植物に頼る巣になってしまうと、その植物や場所に何か問題が起きたとき、営巣できなくなってしまうかもしれないからだ。

 

その昔、私が初めてこの池でカイツブリの子育てを観察した時の巣はこんなだった。

▲人が浮かせた板の上に営巣(2003年~2006年)

▲人工物の上(2003年)

つづく

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カイツブリの子育て2021 後半

2021年10月17日 | カイツブリ類

2021年、地元の池のカイツブリの1番子の繁殖は5月15日までに7組のペアが営巣を試み、そのうち6組が雛を孵した。孵った雛の数は21羽(たぶん)、何羽かは孵って早いうちに死んでしまったと見られるが。

2番子の営巣は7月上旬から始まり、4組のペアが卵を産み、9月までに19羽の雛が孵る。(すぐに死んでしまった雛、少なくとも2羽は、死んでいるのが目撃されたが。)

先ず、一番よく観察できたペアの繁殖について

このペアは、1番子とは違う場所(ヒメガマの根元)に巣を作った。

▲7月12日の様子

▲卵は5個 7月23日

暑い日は、巣から離れて巣の周りで餌取りなどをして、余裕のある感じだった。

▲8月2日 4羽の雛が孵っている。卵はあと一つ。

▲1日間をおいて、最後の雛が無事孵ったが、泳ぎだすと頭しか出ていない状態になっていて、

ちょっと心配する。

▲しかし、親は二手に分かれて、上手に面倒を見ている様子。

心配は杞憂に終わり、5羽とも順調に成長していった。

餌が豊富で、親が捕ってきた餌を、雛が「いらない。」と拒否して、結局親が自分で食べてしまうような場面もあった。

▲雛が自分でトンボ(ギンヤンマ)を捕らえる。8月16日

▲自分で捕った餌はもちろん、独り占め。

このペアは、雛があるていど大きくなると、ヒメガマの巣は使わなくなり、1番子を育てたあたりで過ごすようになった。

そちらを縄張りと考えているのかもしれない。

今年も池にはイトトンボやギンヤンマがとてもたくさんいて、カイツブリの子育ての餌になっている。

しかし、トンボは冬場には飛んでいない。トンボばかりに頼って、潜って水底に潜む餌を捕る技を覚えないと、雛たちは無事に冬を越せないだろう。

潜って餌を捕ることも早く覚えないといけないのだ思う。

 

つづく

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小鳥たちの巣立ち

2021年08月08日 | 野鳥

初夏の楽しみは、小鳥たちの巣立ち雛が見られること。

今年は見守っていた猛禽類や大型のキツツキの繁殖は失敗に終わった。

エナガの巣は何か所か把握していたが、気づかないうちに巣立ってしまったのか、それとも失敗したのか確かめられないものもあった。巣立ちを見ることができたのは1例のみ。

▲順調に巣だった兄弟たちの最後の3羽が地面に落ちてしまった。

▲でも、親の誘導でどの子も無事に親元に集合できたようだ。

▲5羽のエナガ団子

▲ちょうだい、ちょうだいと口を開ける雛たち

夕方見た人の話では、16羽の雛が集まっていたという。

近所の雛と合流したのかもしれない。

エナガは巣立ちのころが一番危険だ。カラスに狙われることが多い。

このペアが営巣した場所は、猛禽が営巣していた場所に近かったので、カラスに襲われる被害をまぬかれたのだろうか。

▲作成中のエナガの巣。この後樹の葉が茂ってきて、巣はとてもうまく隠れた。

シジュウカラやヤマガラの巣も何か所か見守っているところがあったが、ある日そろそろかなと見ると、巣穴から大きなアオダイショウの釜首が出てきた。やはりアオダイショウも小鳥たちにとっては恐ろしい天敵だ。(そのペアは、別の場所でせっせと巣作りを始めたが。)

シジュウカラの巣立ち雛は見られなかったが、若鳥たちはそこかしこに飛び回っていたので、どこかの巣では無事に巣だったのだろう。

▲まだあどけないシジュウカラの若鳥

▲水場に来た若鳥

▲水浴びも羽繕いもできたね。

▲兄弟や仲間とともに飛び回って餌取りができるようになった若鳥

あと、最近はヤマガラも営巣するようになっている。見守っていた巣から巣だったのかどうかはわからないが、その近くて、巣立ち雛も見た。

▲ヤマガラの巣立ち雛

▲餌を運んできた親鳥

大人になるまでにはまだまだ試練がたくさん待ち構えていると思われるが、いつまでも巣立ち雛が見られる公園であってほしい。

 

 

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