鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

沖縄宮古島にて ベニアジサシ

2018年07月31日 | 野鳥
宮古島と本島で3種のアジサシを見た。
ベニアジサシ、マミジロアジサシとエリグロアジサシだ。

特に本島から船で渡った無人島には、アジサシたちのコロニーがあって、特にベニアジサシがたくさん見られた。







ベニアジサシはペアになっているようだったが、まだ雛は孵っていないようだ。
オスが海から魚をくわえてきて、メスに渡しているように見えた。







サンゴ礁の海の上を飛ぶベニアジサシをきれいに撮りたかったが、なかなか難しかった。








沖縄宮古島にて アオバズクとコノハズク

2018年07月19日 | 野鳥
フクロウの仲間は夜行性なので、たいていは夜でないと活動しない。たまに昼間に見られることもあるが、目をつぶっていることが多く、時には目を開かせようと脅かす人もいたりして問題になる。

奄美や他の沖縄の島々でも今まではナイト・ウォッチングで探し、フラッシュを使ったり、一瞬ライトを当てたりして鳥にストレスを与えないと写真には撮れないことが多かった。

ところが、宮古島のリュウキュウアオバズクやリュウキュウコノハズクたちは、昼間に大きな目を開けて堂々と活動しているところが見られる。それだけ個体数が多いからなのだろうか。

亜種リュウキュウアオバズク





そこには、3羽の巣立ち雛と親鳥2羽が止まっていた。
全部を一度に画面に入れることはできない。

4羽を写す。


羽の模様が乱れているような状態なのが巣立ち雛だろう。

別の角度から3羽


2羽ならんでいるところ


みんな丸々とした目を開けて、こちらを見ているようだ。そのうち1羽の親が飛び立っていった。

亜種リュウキュウコノハズク

人と話しているとき、なんとなく目をやると、目の前に大きな枯葉のようなものが垂れ下がっているので、400mmのレンズを向けて撮ると、なんとコノハズクだった。



画面からはみ出してしまうので、ズームをひいて何枚か撮ると、さすがに飛んで逃げる。でも、十分近い位置に止まるので、いろいろな角度から撮ることができた。





こちらは別の個体





こちらは耳がしっかり立っているように見える。

昼間から鳴いているので、鳴くときは喉元が膨らむ様子まではっきり見ることができた。


沖縄宮古島にて サンコウチョウとオオクイナ

2018年07月18日 | 野鳥
宮古島の水場では、サンコウチョウ(亜種リュウキュウサンコウチョウ)も水場に水浴びに来るという話だったが、これは手強かった。

水場の周りで腰を下ろしてどれくらい待っただろうか。やがて近くで「ホイホイホイ」の鳴き声が聞こえてきたので、息を殺して待ったが、水場へは降りてこなかった。
結局水場の周りをひらひら飛び回るサンコウチョウを「あっちだ、こっちだ」と目で追い回してやっと姿を捉えることができた始末。







しばらくすると、サンコウチョウは何かを捕まえた模様。



コオロギのようだ。くわえたまま、またあっちへ飛び、こっちへ飛びを繰り返す。



どうも近くに巣立ち雛がいるのではないかと思われ、そっとしておくことに。
前日の台風で巣立ち雛が吹き飛ばされたりしていないといいのだが。

亜種リュウキュウサンコウチョウと本土のサンコウチョウとは、ほとんど違いがわからなかった。


水場で待っていた時、期待していなかった鳥が水浴びに現れた。



オオクイナなのだそうだ。
私にとっては存在も知らなかった鳥だったが、昼間に見られるのはかなり珍しいらしい。





暗いし、手前の小枝が邪魔してうまく撮れなかったが、豪華なおまけとなった。






沖縄宮古島にて アカショウビン

2018年07月17日 | 野鳥
沖縄の宮古島でバードウォッチングしてきた。

亜種リュウキュウアカショウビン





本土のアカショウビンは保護された個体しか見たことがなく、なかなかチャンスがなかったので、リュウキュウアカショウビンならかなり確実に見られそうだと思い、ツァーに参加した。

リュウキュウアカショウビンは本土のアカショウビンと比べると、色がやや紫がかっている。鳴き声の質も少し違うそうだが、聞き比べられるほど知らないので、私に同じように思えた。

この島のアカショウビンの多くは足環がつけられている。調査のためだろうか。せっかく自然状態の鳥が見られると思った身には、やや興ざめだが、個体識別ができるという利点もあるようだ。上の個体は同じ。

台風の雨のあとで水が増した川にジャンプしたアカショウビンが上がってきたのを見たら、カエルをくわえていた。



この場では食べず、くわえたまま飛んでいく。近くに雛でもいるのだろうか。台風の被害を受けていないといいのだが。

よく鳴いているのは、家族への呼びかけか、縄張り宣言か。


アカショウビンを見るための有名な水場にはほとんどやってこなかったが、1羽だけ現れ、水浴びもせず行ってしまった。川にいた個体とは違う。



反対側を向いたとき、見ると目がつぶれていてない。痛々しいので撮らなかった。
片目でも元気に生き抜いてほしい。