鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

ミソサザイの囀りが響く

2012年04月14日 | 野鳥
毎年スプリング・エフェメラルを求めて早春の高尾へ出向く。
その折、ついでながらミソサザイに出会うのも楽しみの一つ。
この日も、渓流沿いを歩くと、すぐにミソサザイの囀りが響いてきた。
小さな体からは想像ができない声量だ。

初めは声だけだったが、かなり近いところから聞こえたので、
少し足を止めて探してみると、やがて目の前の岩場に茶色い小さな塊が動く気配。
居ました、ミソサザイ。




まだ巣作りはしていないのか、枝や苔を咥えることはなく、
あちこち覗いでいる。巣作りの場所を物色中なのかもしれない。




そしてすぐ手前に来て、また囀り始めた。


ハイテンションのウグイス君

2012年04月12日 | 野鳥
夏鳥の情報も入る初夏の陽気の中、ウグイス君が一日中元気に囀っていた。




椿の木がお気に入りで、椿の木伝いに移動しながら鳴き、ときどき姿を現す。










途中でツミのキーキーッという声が聞こえたが、ウグイスはお構いなく高らかに歌い続けていた。







近くで営巣することはあるだろうか。

コチドリは来たけれど

2012年04月06日 | シギ・チドリ類
今年もコチドリが飛来する季節になった。
この日、昨年子育てした場所に、5羽ぐらいのコチドリがやってきた。







しかし、その場所は現在駐車場にするための工事が始まっている。
とても子育てできる場所ではない。

ここで子育てする前は、別の空き地で2年間雛を育てた。
その場所は現在マンション建設が始まっている。







コチドリの鳴き声は毎日のように聞かれているが、
このコチドリたちが営巣する場所は果たして見つかるのだろうか。
あのかわいい宇宙人のような雛を見ることはできるだろうか。

スズメたちが餌場にしていた生産緑地も駐車場になってしまった。
そこには、毎年ジョウビタキやツグミなどの冬鳥も来ていたのに。

こうしてじわじわとごく普通の鳥たちの餌場や営巣場所でさえ失われていく。