オフィス・ヤハのトホホな日々

エホバの証人の一プログラマが聖書研究と自転車の趣味等を徒然なるままに

「桐(KIRI)」って知ってるかい

2012年01月13日 | コンピュータ


2010年8月1日(日)午前3時 関根智明氏


    1970年代半ば頃の情報処理工学では、データ構造論というものがキーワードのひとつでした。それまでの単純な列構造のデータから、データ相互を関連付けるポインターを持たせた画期的な概念で、結局、今振り返るとリレーショナルデータベースに具現されています。

    理屈はさほど天才的ではないものの、データハンドリングの複雑さと、メモリーそのものをバカ食いすることからくる実用化の壁がありました。とにかく、あの頃電卓が高嶺の花で私などには夢のまた夢だったのですから。

    で、前置きが長くなりましたが、そのデータベースという時代先駆けの技術を、当時KO管理工学科の助教授だった関根氏やその教え子たちが開発し、ヒットさせた日本語データベースソフトが「桐」なのでした。

    心配した通り、肺がんでした。こんなこと言ったら失礼ですが、個人的にはとっくに亡くなっておられたものと思い込んでいました。学問の厳しさを学びたければ、やはり東大出身の先生がいい。




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