goo blog サービス終了のお知らせ 

オフィス・ヤハのトホホな日々

エホバの証人の一プログラマが聖書研究と自転車の趣味等を徒然なるままに

アイルランド史上最大規模の集会

2012年07月16日 | 聖書
Jehovah's Witnesses gather in west Dublin to delve into their hearts
エホバの証人は、自分たちの心を深く探求するために、西ダブリンに集まる


Attendees at the Safeguard your Heart convention of Jehovah's Witnesses in Citywest Convention Centre. Photograph: Dara Mac Dónaill

MORE THAN 9,000 people attended the largest ever Jehovah’s Witnesses convention in Ireland yesterday, the conclusion of a three-day event at Dublin’s CityWest Conference Centre. The last such convention this Christian community had in Ireland was in 1978.


    今日の日付で、アイルランドタイムズ紙が、エホバの証人の「あなたの心を守りなさい」地域大会をかなり詳しく報じたようです。

    人口、約450万人のアイルランドで、史上最大の集会が開かれたということのようです。日曜日には9,000人以上の証人たちが、西ダブリンのコンベンションセンターに集まって、自分の心を良く吟味するための聖書的なプログラムに耳を傾けたというものです。

    エホバの証人が、全世界で750万人おり、彼らの唯一の儀式と呼べるようなものは、全身を水に浸けるパプテスマだけであり、「王国会館」という集会場に集まり、同性愛結婚などは認めず、・・・と、日本では考えられない程詳細に報じていました。

    キリスト教国においては、エホバの証人の存在というのは、多分に異彩を放っているのかもしれません。日本で言えば、「我々こそが、真のブッダの教えを守っている唯一の仏教徒である」と主張しているようなものなのでしょうか。こればかりは、実際に西欧諸国に住んでみないとその空気は分かりません。

    イスラム教にしても、テロを連発させている過激派集団が、イスラム教の本質だと思われがちですが、実際の純粋なイスラム教は、決して戦争を容認せず、テロリストなどは宗教家たちからは全く相手にされていないらしいですからね。

    それにしても、つい先日の7月5日のエホバの証人広報室公式ウェブサイトにトップ記事で掲載された、フランス政府のエホバの証人だけに課税した愚行は、さすがに完全敗訴でしたね。“フランス政府は、450万ユーロを返済せよ”とは、痛快でした。

    黒幕がカトリックであることなどは見え見えではありますが、それに乗せられてしまう政治家の公正のなさは、自由と博愛の国として名を馳せたフランスにしては情けないです。





人類滅亡の日

2012年06月22日 | 聖書
    確かに、ほとんどの人の脳裏を一度は過(よ)ぎる話題ではありますが、諸説紛々(しょせつふんぷん)でどれが正解かまるで見当が付かないというのが実情です。

    比較的軽い話題で楽しめる、「目ざめよ!」誌の2012年9月号に、いわば決定版的な特集記事が出ました。



    音声で聞きたい方は、こちらのサイトへ
    画像データもありますので、同じサイトからPDFファイルをダウンロードして見てください。

聖書研究ノート・タッキング

2012年06月13日 | 聖書
    今週の会衆の聖書研究資料、「徹底的な証し」p173に出てくる“タッキング”(tacking)とは?

    タックングとは、簡単に言ってしまえば、風上航での方向転換のことです。下図は、「小松一憲のヨット講座」から引用させていただきました。要するに、古代から、帆船が風上に向かって進まなければならない時に、ジグザグに進むことによって、一見不可能と思える風上への航行も可能になるというものです。「ものみの塔」1982/3/1号にもちょっと出てきました。





    これは、帆船の航行術の用語なので、まずは直接的な答えを「ナビゲーションの歴史」というサイトから引用します。

タッキング (tacking) は「船首を風上に回すこと」(coming about) とも言い、 (おおよそ風に向かって帆走している) 帆船が 風の中で舳先 (へさき) を変えて、 風が吹き付ける舷側 (げんそく) を、一方の側から他方の側に変える操船操作のことである。 例えば、船が右舷タック訳注で風が右舷から吹いている時に、 タッキングをすると左舷タック訳注となり、風は左舷から吹いてくることになる。 下の図を参照。赤の矢印は風の向きである。 この操作は、行きたい場所が (ほぼ) 風上にあれば何度も使用する。


    では、“タッキング”の意味は分かりましたが、その風上に向かって進むという不可能が、なぜ可能になるのでしょうか。これば、本質的な疑問として残り、タッキングの本質もここにあります。これに関しては、

「ヨットはなぜ風上に進む」(大洗わくわく科学館のなんでも博士)の説明文を引用しました。キーワードは、“揚力”。



図はヨットが風上に進んでいるときの状態じゃ。ヨットは風上に進むときには、セイル(帆)を風と平行にして風を受けるんじゃ。すると、布地で出来たセイルは風の力で膨らみ、飛行機の翼のような形になるんじゃな。ここに空気が流れると空気の圧力は低くなるんじゃ。このセイルにできた圧力の差によって揚力という力が発生するんじゃ。この揚力だけでは水の中で浮かぶヨットは横に流されてしまい、うまく風上に進んでくれないんじゃな。そのためヨットは、船底にキールと呼ぶ板状のものを取り付け、横に流される力を止めてうまく前に進む推進力だけを得ているんじゃ。
 少し分かりにくい原理じゃが、このおかげでヨットは風上にも進めるんじゃよ。もちろん風上に真っ直ぐに進めるんじゃなく、風の方向の45度前方に進め、左右45度ずつ方向を変えながらジグザグに風上に向かうんじゃよ。