先月だったか、NHKの「鶴瓶に乾杯」に大物指揮者の佐渡裕氏が出てましたね。
佐渡氏が成り行きでアマチュアコーラスを指導する場面があり、短い時間でしたが勉強が出来ました♪
佐渡氏と私では、ゴマと月くらい差がありますけど、さっとマチュアの演奏を聴いて、まず気になるところは同じなんだなとは思いました。
手始めにメリハリをつけるための指導を始められましたが、
私も生徒さんの演奏を聞くと、棒読みのような、場合によるとお経に近いものを感じることがよくあります。
出るとこは出る、引っ込むところは引っ込む、これがない感じがします。
ずんどう体型の講師に言われたくないかも知れませんが、大概の生徒さんの演奏はずんどうです。
無闇に心をこめたらよいわけでもなく、もっと譜面をよくみて特徴を把握し、そこをおさえた演奏が出来れば、ある程度感情なんかは勝手に演奏がつけてくれると思います(よい楽曲の場合)
レッスンでも、その点を具体的にお教えしてるつもり。
「もっと心込めて」とか「悲しげに」ではなく、具体的にどの音が特に悲しいのか、そしてそこをどう扱うのか、お話しするようにしています。
ただオカリナって自然派というか素朴さも魅力なので、こうゆう西洋音楽に基づいた吹き方ってあってるのかなとちょっと思うこともあるんですが、
最近はそれとは対極に、熱情的に吹こうみたいな流れもありますし、クラシックの大曲もよく扱われるようになってはいますから
やっぱりお教えしていかなくてはいけないのかなと思っています。
ただ曲によっては、生徒さんの朴訥とした吹き方は私とは全然違うんだけど「なんだかいいなあ、素敵だな」と思うこともありますね。