さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

家紋 27 ≪轡紋≫

2010年09月10日 12時50分00秒 | 家紋

轡紋
(くつわもん)


馬具の轡をデザインした紋章
尚武的意義

【 読み方説 】
① 口喰(くちば)み説 → 馬の口に含ませる鉄の口金から
② 口輪(くちわ)説 → 口にかませた輪から


銜(はみ)と呼ぶ棒状の金具を馬の口にかませ
面繋(おもがい)で頭に止め、銜の両端にある
引手鉄(がね)に手綱をつけて馬を操縦する。
引手鉄には輪(轡の鏡板)がついている。

紋章となったのはこの轡の鏡板である。

武家の轡にはたいてい丸形の中に十文形
がつけられているが、変化形もあった。

S字形・・・・・唐鞍轡
杏葉形・・・・・掛け轡
菱形・・・・・菱轡





                      
      陰轡菱         待ち合い轡



                              
                             月輪に豆轡         轡             卍轡          


            
                  三つ重ね轡           花轡     




    家紋の由来

 

いつもお世話になっている↑↑家紋ワールドさんです。
いつもありがとうございます。


 

江戸時代、キリスト教信者の疑惑を避けるため
十字架や十文字を使っていた武将は
「轡」と幕府に届けたり紋帳に記したりしたが、
紋章学上は、発生が違うので正しい分類ではない。


島津氏・・・「丸に十文字」

平氏維将流 島崎氏・・・花クルス紋(花轡紋) 

豊後中川氏(清和源氏頼光流)・・・クルス紋(十字架紋)
を、『寛政重修諸家譜』に「轡紋」として届けている。



【 轡紋を用いている諸氏 】

『見聞諸家紋』・・・小笠原氏流の大草氏「掛轡紋」
               祖先の三郎左衛門公経「三階菱の掛轡」
『寛政重修諸家譜』における大草氏は八家に及ぶ。
 
その他、島崎、後藤、浅井、島、久保田、下田の諸氏。







(「仏教の話 ☆ 11≪江戸宗教政策≫」私のブログ参照→こちら


家紋大図鑑』(秋田書店):参照
 『日本家紋総覧コンパクト版』編集 能坂利雄:参照 


 

 







ご訪問の記念に、1クリック募金のご協力を!
 ↓↓↓
 クリックで救える命がある。 
いつもありがとうございます!

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 汚水を飲み水に(日本ポリグル) | トップ | 家紋 28 ≪久留子紋≫ »
最新の画像もっと見る

家紋」カテゴリの最新記事