みことば:「シラスとテモテがマケドニアからくだって来ると、パウロは御言葉(を語ること)に専念し、ユダヤ人に対してはイエスがキリストであることを力込めて証言した。」 18章5節 岩波訳
「恐れるな。語り続けよ。沈黙するな。私はお前と共にいる。だから、お前を襲ってお前を害する者はない。この町には、私の民が大勢いるのだから。」 18章9-10節 岩波訳
使徒パウロの第二回目の伝道旅行を学んでいますが、パウロはコリントに18ヶ月間滞在し、宣教と教会を建て上げることに専念します。ある一定の町にこんなにも長期間滞在することは今までありませんでしたが、それを可能にした事実が3つあります。
一つは、5節の御言葉です。テモテたちがコリントに来るまで、パウロはアクラと共に天幕造りとして6日間働き、安息日には会堂で宣教をするという生活をしていました。しかし、テモテたちは諸教会から献金、宣教活動資金を預かり、パウロのもとへ持って来ました。パウロは7日間、御言葉を語ることに専念することができるようになりました。
献金は、信仰のバロメーターです。どれだけ主の恵みに感謝し、喜び、また信頼しているかが分かるものです。献金はどれだけ神を愛しているかを表すものであると同時に、どれだけ隣人を愛しているかを表すものでもあります。献げられたものが主の栄光のために、主のからだなる教会を建て上げてゆくために、また隣人に福音を伝えるために用いられます。
献金によって、牧師、宣教師、伝道者、教会スタッフをサポートします。これは信仰と愛と祈りが結ぶ実であり、主への信頼と主から約束されている希望の実です。私たちの教会も神様の憐れみと皆さんの献金によって支えられています。感謝いたします。私も今までの自分の牧師としてのあり方を悔い改め、なすべきことに励んでゆきますので、大久保教会のこれからの歩みと成長のためにぜひ覚えてお祈り下さい。
もう一つは、9-10節にある幻のうちに主がパウロに語られた「わたしはいつもあなたと共にいる」という約束の言葉です。安息日ごとに「イエスこそキリスト、メシアである」と力を込めて証ししてきましたが、それが毎日の証しとなりました。
しかし、パウロが語る福音への反抗も毎日となり、エスカレートしてゆきます。大半のユダヤ人たちは宣教活動を妨害し、それだけでなく主イエスを冒涜し続けます。パウロたちの心も傷つき、気持ちも萎えることが多くあったでしょう。もうこの地には見切りをつけて他の地へ進んで行かせて頂きたいと聖霊の導きを祈ったでしょう。
皆さんもそのような経験はありませんか。今そのような状況で苦しんでいませんか。ここから逃げ出したい。手中の問題を投げ出したい。過去を捨て去りたい。それらのものを跪きつつ主の御前に置き、主に祈りましょう。主は愛の神でありますから、私たちの涙を喜びに、思い煩いを希望に変えてくださいます。主の約束の言葉にすべてを委ね、主にあって希望を抱ける心に造り替えていただきましょう。
もう一つは、8節にあるように、ユダヤ人会堂司クリスポとその家族、また多くのコリント人が福音を聞いて信じ、ぞくぞくとバプテスマを受けた恵みです。主に信頼する教会に、つぎつぎと新しい兄弟姉妹を主が与えてくださるのです。
週の後半の歩みも、主イエス様が共に歩んで守り導いてくださいますように。
主に在りて
大久保教会 牧師 河野信一郎
「恐れるな。語り続けよ。沈黙するな。私はお前と共にいる。だから、お前を襲ってお前を害する者はない。この町には、私の民が大勢いるのだから。」 18章9-10節 岩波訳
使徒パウロの第二回目の伝道旅行を学んでいますが、パウロはコリントに18ヶ月間滞在し、宣教と教会を建て上げることに専念します。ある一定の町にこんなにも長期間滞在することは今までありませんでしたが、それを可能にした事実が3つあります。
一つは、5節の御言葉です。テモテたちがコリントに来るまで、パウロはアクラと共に天幕造りとして6日間働き、安息日には会堂で宣教をするという生活をしていました。しかし、テモテたちは諸教会から献金、宣教活動資金を預かり、パウロのもとへ持って来ました。パウロは7日間、御言葉を語ることに専念することができるようになりました。
献金は、信仰のバロメーターです。どれだけ主の恵みに感謝し、喜び、また信頼しているかが分かるものです。献金はどれだけ神を愛しているかを表すものであると同時に、どれだけ隣人を愛しているかを表すものでもあります。献げられたものが主の栄光のために、主のからだなる教会を建て上げてゆくために、また隣人に福音を伝えるために用いられます。
献金によって、牧師、宣教師、伝道者、教会スタッフをサポートします。これは信仰と愛と祈りが結ぶ実であり、主への信頼と主から約束されている希望の実です。私たちの教会も神様の憐れみと皆さんの献金によって支えられています。感謝いたします。私も今までの自分の牧師としてのあり方を悔い改め、なすべきことに励んでゆきますので、大久保教会のこれからの歩みと成長のためにぜひ覚えてお祈り下さい。
もう一つは、9-10節にある幻のうちに主がパウロに語られた「わたしはいつもあなたと共にいる」という約束の言葉です。安息日ごとに「イエスこそキリスト、メシアである」と力を込めて証ししてきましたが、それが毎日の証しとなりました。
しかし、パウロが語る福音への反抗も毎日となり、エスカレートしてゆきます。大半のユダヤ人たちは宣教活動を妨害し、それだけでなく主イエスを冒涜し続けます。パウロたちの心も傷つき、気持ちも萎えることが多くあったでしょう。もうこの地には見切りをつけて他の地へ進んで行かせて頂きたいと聖霊の導きを祈ったでしょう。
皆さんもそのような経験はありませんか。今そのような状況で苦しんでいませんか。ここから逃げ出したい。手中の問題を投げ出したい。過去を捨て去りたい。それらのものを跪きつつ主の御前に置き、主に祈りましょう。主は愛の神でありますから、私たちの涙を喜びに、思い煩いを希望に変えてくださいます。主の約束の言葉にすべてを委ね、主にあって希望を抱ける心に造り替えていただきましょう。
もう一つは、8節にあるように、ユダヤ人会堂司クリスポとその家族、また多くのコリント人が福音を聞いて信じ、ぞくぞくとバプテスマを受けた恵みです。主に信頼する教会に、つぎつぎと新しい兄弟姉妹を主が与えてくださるのです。
週の後半の歩みも、主イエス様が共に歩んで守り導いてくださいますように。
主に在りて
大久保教会 牧師 河野信一郎