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大久保バプテスト教会 聖書の学び

大久保バプテスト教会で祈祷会に配信されるメルマガを掲載しています。
聖書の学びを御一緒に

メルマガ#46 ルカ福音書23章32節~56節

2009-04-09 10:17:54 | 聖書
受難週ですので、ルカ福音書23章32節~56節からイエス様の十字架の死について学びます。

イエス様は十字架上で7つの言葉を言われましたが、ルカにはそのうちの3つが記されています。

34節の「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」が最初です。

イエス様は私たちの罪/罪深さ/無知のために神様に執り成してくださっています。

この言葉は、主を十字架につけた者、主を嘲り、罵る罪人たちへの赦しの言葉でもあります。
罪人を愛し、赦す事なくして、このような執りなしの言葉を神様におっしゃることはできなかったでしょう。

私たちは、主イエス様に愛されているのです。

 第二は、43節の「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」です。

イエス様と共に十字架にかけられた犯罪人の一人が、自分の罪を認め、悔い改めたことに対する罪の赦しの宣言です。
どのような罪人であっても、どのような弱さがあっても、どのような卑しさがあっても、悔い改めるならば私たちは主イエス様によって罪赦された者となりえるのです。

このイエス様の言葉は、罪人であるために希望を失った人々への福音の言葉、愛の言葉です。

 第三は、46節の「父よ、わたしの霊をみ手にゆだねます」という声高く叫ばれた言葉です。

人はイエス様の身体を十字架につけ、命を奪う事はできても、主イエス様の霊を奪い、そして殺す事はできないのです。
私たちは、私たちの命を奪うことはできても霊を奪うことのできない者を恐れます。

しかし、私たちに命と霊、そしてイエス様を通して永遠の命を与えると約束してくださる神様を畏れるべきなのです。

命も、霊も、そして地上で残された人生をも神様に委ねる時、永遠の祝福が私たちの上に惜しみなく注がれるのです。

 46節のイエス様の言葉は、神殿の聖所の幕が真ん中から裂けたと同時にありました。

この幕は祭司が入れる聖所と選ばれた祭司長と祭司しか入れない至聖所を隔てるために天井から下げられていた幕で、「隔ての幕」とも呼ばれ、13枚の布を合わせた厚い幕でした。
人間の力では裂くことの出来ないもの、しかし人間が作り出した弊害でした。
それが裂けた、いえ神様によって裂かれたのです。

イエス様が十字架上で流された血潮と贖いの死によって、神様と私たち人間の交わりが回復したことを象徴しています。

イエス様の十字架の力、愛の力によって破られたと言っても過言ではないでしょう。

ハレルヤ!主を讃美し、礼拝をささげましょう。

礼拝を大切にしましょう。

私たちは神様を、イエス様を礼拝する為に生かされているのです。

主の日の礼拝を大切にしましょう。
 
受難週の後半とイースターまでの日々も主が共にいて一人ひとりを守り導いて下さいますようにお祈り致します。

 主に在りて 大久保教会 牧師 河野信一郎