硝子戸の中でのひとりごと

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タイトルは漱石より拝借☆

奈良・橿原の今井町を歩く。その2

2016-06-11 01:35:40 | 奈良
今井町めぐり後半戦。

山尾家住宅を後にして東へ歩くと、順明寺があります。
 
新緑の桜の木がきれいな表門に惹かれてのぞいてみると、
なかなかしっかりした本堂が。
立派なお寺です。

そこから南へ進むと、少し他の住宅と雰囲気の異なる
上田家住宅がある角へ。

東の突き当りに西光寺が見えたりして風情がいいですね。

重厚な古民家がずらりと並ぶ街並みを縫って、
今井町の大本とも言える称念寺へ。
 
称念寺は、本願寺の道場が前身で「今井御坊」とも称されます。

明治10年、西南戦争前夜に行われた明治天皇の畝傍御陵行幸の際に
行在所となった場所でもあります。

17世紀初期頃に建設されたという本堂は、現在大修理中。
完成は、平成32年3月の予定だそう。
修復が終わったら、改めて見たいですね。
協賛で昔の絵葉書を売っていたので、一つ買ってきました。

ちなみに、境内の紫陽花がとてもきれいでした。



そして、そこから豊田家の、紙半豊田記念館を見学。

この記念館は盛りだくさん。
今井の財力がよくわかるところです。

陶磁器に漆器、大量の古文書や古地図。
リアル古文書を手に取って見ることができるとか、なかなかにすごいです。
プレハブみたいな第二展示場(?)には、嫁入り籠などの大物も。

周辺に何軒もある豊田家は分家さんで、正面にあるのが本家なのだとか。

いやいや、たっぷり、見ごたえありました。


今井町、いいところですね。
今回入らなかった住宅やお店にも、また行ってみたいと思います。