
前回のつづき。
林道を下りきると当たり前のように舗装路へ。ここから車を停めた地点に戻るには二つのルートがある。
「国道」と「旧道」。
もうこうなると我々の向かう道は一つ、その道が国道となる遥か昔から甲斐と武蔵を結ぶ秩父往還道の痕跡を辿るルート。舗装林道のような道を走り始めるとすぐにそれらしきモノが…。


そこかしこにある庚申塔や馬頭観音などの石碑や高札場の歴史的文化財。これまでほぼノーマークの場所だっただけに驚きも大きい。さらに進むと舗装路から古道そのものとも言える非舗装路になり雰囲気もいよいよ!となってきた。



味のある山道、明治中期に造られたという手掘りのトンネル。そして圧巻だったのは黒部川の水平歩道を彷彿とさせる岩を深くえぐった川沿いの崖を通る道。こんな近くにこれほどのいい場所があることを知らなかっただけに感激も大きかった。
その後この旧道が崩落して進めなくなる地点あたりまで行き国道に下りた。久々の林道ツーリングの爽快さも良かったが、秩父往還道に興味を引かれることとなった。
終わり。